「パット上達法17」に続きます。
距離勘は勘そのものですから、日替わりです。
アヤコさんもパットとAPは日替わりと仰います。でもアヤコさんのそれは日替わりで変化する距離勘は±3%程度の日替わりと理解すべきで、名手の言葉を言い訳にしていてはいつまで経っても距離勘は養われません。即ち、パットが上達しないということになります。
ツアーの厳しいセッティングの中で考えると±3%の距離勘のばらつきはパットの成否に繋がっています。だからアヤコさんのような言葉になるわけです。競技に出ておられる方はこの重さをよくご存じです。
で距離勘を作るには2つのやり方があります。
1.固定距離基準法
プロが良く言いますね、練習グリーンでは最初に10mの距離を転がせ、と。10mを転がすには(今日のグリーンでは)どのくらいのタッチで転がすかということを把握するわけです。
プロは距離勘が身に付いていますから、このやり方で、現場に出てからもしかるべきに距離が合わせられます。
しかし、我々には出来ません。何回かやって10mに合わせることが出来ても、現場に出てくるとしかるべき距離になかなか合わせられません。ここが練習不足のアマの最大の弱点と言えます。
2.変動距離基準法
距離に合わせるのではなく、自分に合わせてしまえという距離勘の作り方です。このほうが練習量の少ないアマにとっては距離が合わせやすいんです。Green Keeperはこの方法を採っています。
このやり方はだいぶ以前、ari_elsさんの記事を参考にして私も宗旨替えをしてこの方法に取り組みました。
自分の自然のストローク(振り幅なのか、インパクトの強さなのかは人それぞれによる)で、どれだけ転がるかそれを歩測してその日の基準距離にするものです。その日の体調によっても気分によっても違いますがそれがすべて包含されて転がった距離がその日の基準距離となるわけです。
1.は距離勘が身に付いている人向けのやり方
2.は距離勘が発展途上国?向けのやり方
と言えます。
明日以降は変動距離基準法について、メリットや練習方法などのついて述べます。
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