「パット上達法16」に続きます。
渋野日向子のように、常にカップをオーバーする距離勘でパットできればスコアはとても良くなります。
とはいうものの、全英女子オープンの最終ホールのような強いタッチで狙うのはリスクも高いわけで、ご本人は外れた場合は3パットを覚悟してストロークしていました(勝負ところのリスクテイクもあっ晴れですね)。
極端な例になってしまいましたが、総合的に距離勘が最も重要だと言える理由は
①カップを超える距離勘でストロークしなければ入らない。
1パットの確率を高める
青木功は「届かないパットは100年経っても入らない」と表現しています。
②オーバーしすぎる距離勘の場合は返しのパットの入らない可能性が高い。即ち、3パットの危険が伴う。概ね50cmオーバーの距離勘でいつもそれを実現するのが良い。
2パット以内に収める確率を高める
3パットしない確率を高める
③力量に見合った距離(入れられる距離の範囲)については①、②が鉄則だが、コントロールできない(距離勘のおぼつかない)距離については、距離を合わせる距離勘でパットするのが妥当。
10m以上の長いパットでも①、②が出来る人がパットの名手と言えます。
鈴木愛や渋野日向子は、この長さでも、50cmくらいオーバーのタッチが実現できています。入るか入らないかは別として、、。
しかし、入らなくても返しのパットを確実に決める距離勘を身に付けています。尤も、2mくらいオーバーしても返しを入れてますが、それはそういう場面を想定してのパット練習もしていて自信があるので入れられるんですね。
距離勘を良くする(目標距離を実現できる)ことが、現場では如何に大切でスコアに貢献するかが理解いただけたと思います。
こんなことはゴルファーならだれでも知ってることなんですがその場になるとこの意識が疎かになることがしばしば起こり、3パットをしでかすことになります(笑)。
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