「パット上達法11」に続きます。
再現性の高いストロークを習得したら、次は実戦力を高めるための練習となります。
現場では狙ったラインに打ち出せることが大切ですが、宅練でのマット練習では簡単にできますが、現場ではこれが難しいです。
如何にアドレスが大切かが分かってきます。
しかしそのことに気付かないで、何が原因かなと考え始めます。
そうなったら、今までの努力が水泡。いろいろな取り組みの無限ループに陥る可能性があります。
アドレスの基本はオールスクエアでボール位置は左眼の下。
両足、両膝、両腰、両肩がラインに平行に構えるのが基本です。
なぜオールスクエアが基本か。
ミスした時にチェックしやすいからです。ミスした時にスクエアでなかったら、或いは将来不調に陥った時に先ずこれを原点(スクエア)に戻せます(グリーン上の変数の1つを定数に変えることが出来るの意)。
オープンとか、クローズとかは応用編ですから、今はやらないほうが無難です。
これも2mくらいのパターマットを使う方法もありますが、これでは現場では役に立ちません。マットの長方形が視覚情報となって、体がスクエアにセットできるからです。
現場では、大海の真っただ中にいるのと同じですから、視覚情報の無いところで絶対感覚としてスクエアにアドレスできるようになる必要があります。
部屋のカーペット上での練習が良いです。
(本当はだだっ広い会議室の真ん中辺りが練習場所としては理想ですが、そうは問屋が卸しませんね)
例えば、最初は2m先の任意の位置にボールを置き、それを目標に50cmオーバーのタッチでパットして当てます。
これが出来るようになったら、次は5mくらいで同じように練習します。
最初は意外と難しいと思いますが、これを続けると実戦力が高まります。
ストロークが完成していれば、2mを当てるのは簡単です。
5mは手強いですね。3球に1回当たれば、合格としましょう。
これは毎日感覚やタッチの差(毎日の変動)があるからで、これを3球を3回とも当てようとムキにならないほうが無難と思います。
私が今このレベルだと思います。
1球目で5mを当てる日が何日も続くときがありますが、時に5回もかかってやっと当てるということも起こります。
私はムキにならずに毎朝継続(当たるまで続ける、1回で当たればその日はお終い)。
ストロークは出来ているわけですから、アラインメント(フェースの向きやアドレスの方向、ストロークの方向)と距離勘がカギです。
50cm(外れたらほぼ50cm先に止まる)オーバーのタッチでやってると、床の傾斜(カーペットの微妙な傾斜)も見つけることが出来ます(笑)。
事務所のプレーンなカーペットですと、スティンプ値は9~10feetくらいだと思います。一般的なグリーン速さとほぼ同じですから、毎日練習グリーンで練習できるという幸せにつながります(爆)。
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