「パット上達法7」に続きます。
ではどんなストロークを身に付けたら、一生ものになるのか。
D・ペルツさんは、ストロークのチェックリストという章の中で「パッティング評価表」という19項目のチェックリストを用意しています。それに至る前の章ではどんなストロークかという点では「肩の上下動による振り子式ストローク」という表現はしていませんが、ロボットを使った実験等読めば振り子式ストロークそのものです。
この振り子式ストロークは、ペルツさんの実験に先立つ20年くらい前にB・チャールズというツアーゴルファーの創案によるストロークです。
本人のツアーでの活躍もさることながら、J・ニクラウスが使っての戦績は誰もの知るところですが、ニクラウスの活躍が世界中のツアーでこのストロークが使われるきっかけでした。
でも、手打ちで成長した方は、これに切り替えても、どうしてもその遺産を引き継ぐ傾向がありますので、いっそのこと手打ちで押し通すというのも手です。
前にも書きましたが、再現性が高ければ、それでいいわけです。
「再現性の高い我流は、未習熟な正論を凌駕する」。実際にパット功者と言われる方は徹底した手打ちの方もおられます。
手打ちストロークの欠点は、緊張時のパットに影響しやすいことです。
神経が敏感な手でストロークするわけですから、クラッチパットする場合にはその影響が出やすいので、ツアープロが肩(鈍感)の上下動による振り子式ストロークを採用しているのは、この理由が大きいと思います。
著書をよく読めば、ペルツさんがこのストロークを示唆していることは明白です。
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