浅地洋祐が参考にして、パットイップスから逃れることができたのは「無意識のパッティング」(D・ストックトン著 吉田晋治訳 青洲出版社刊)のようですね。
該書より、単調な練習に意味はないという一節から一部を引用させていただきます。
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パッティングに関してひとつ(の結論)は、パッティングではメカニズムよりメンタルの方がずっと大切であること。もう一つは、ルーティン、ラインの読み方、パターの握り方といった基本に関するアドバイスを吸収して効果的に生かしながらも、考えすぎて体が動かなくなるという厄介な事態を招かないようにすること。
どこかの時点で、自分が十分な知識を持っていることを認め、その知識とフィーリングを生かさなければならないと感じるときがくる。
そのために必要なのは、自分の見たことや感じたことを素直に受け入れることだけだと言っていい。
大切なのは、パットが決るか外れるかではなく、自分の決めたライン通りにボールを転がすことができるかどうかだ。(中略)
パッティングの上達に必要なのは何百回も同じラインを繰り返しボールを転がすことや、メカニズムにこだわることではないと実感できるはずだ。
私自身が練習やラウンド前、ラウンド後に行っているのは、そしてあなたに推奨したいのは、その日のグリーンに合わせて自分の手と指の感覚を微調整することだけである。
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考えすぎてイップスにならないように、と諭されているように感じますね。
また、(引用部分後半では)現場では「タッチ」がパッティングでは最も大切なことだと示しています。
「30cm先に止める」距離勘が思うように決まる日は、パットの決まる率も高いですよね。