バンテリンL練習日に小祝さくらが大山志保と肩を並べて1時間以上も練習していたそうで「パットが打ち切れていないので、大山さんに教わっていたんです」と。→「パーゴルフ+プラス」の「大山先生、教えてくださーい!」
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小祝は「構えたときのフェースの角度を直しました。私はフェース面が見えるように構えていたんですが、大山さんはロフトを立てて、フェース面が見えない構え方をしていました。見違えるほどラインが出るようになりました」と仰ってます。
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普通3°くらいのロフト(固有ロフトと呼びます)がありますので、そのまま構えると上から見てフェースが見えます。
大山は強気のパットが武器の名手の一人ですが、ロフトを立ててインパクト(この時のロフトを実効ロフトと呼びます)するこのやり方は大変に合理的です。
何故なら、実効ロフトZERO(0°)でアッパーブローにインパクトするのが理論的に転がりの良い打撃条件だからです。
→「理想の転がりを得る打撃条件とそれを得るストローク」の上の図。
アッパーブローにストロークするというとフォローでヘッドを持ち上げるようにストロークする方がおられますが、それは擦り球になって芯を捉えることが難しいです。
自然にショルダーストロークすればそれが理想の転がりを得るストロークになります。→「理想の転がりを得る打撃条件とそれを得るストローク」の下の図。
自然に構えて、小祝のようにフェースめんがみえるので、見えなくなるまでフォワードプレスしてからそのままテークバックすれば、インパクト時もロフト=0°となります。
自作ロボット(→「パッティングロボット」)を使った実験では、小祝式に比べて大山式は≒10%転がり距離が伸びました。
参考記事:「ダウンブローVSアッパーブロー」