語り継がれるであろう名勝負でした。
録画編集の放送だとここまでの臨場感はなかったと思います。
Live放送でしたので、多くのゴルフファンが堪能できたのではないでしょうか。
4打差を追う最終同組の成田美寿々が逆転でアン ソンジュを下しました。後半は二人のマッチレース然でしたので余計に興奮したのだと思います。
二人ともパットが決め手となっての追いつい追われつでしたが、1打差を追うアンが#17(パー3)で左横≒8mを入れて〇。ガッツポーズでした。これで-4でまた二人が並びました。
#18(パー5)で、セカンドオナーのアンは3Wでも届かず3打目勝負に対して、成田は第2打を(躊躇せずに)5Wで右横≒10mへオンさせました。
この後、アンは残り67ydsの第3打を上≒4mに乗せるというクライマックス。--興奮しましたね。
成田の◎パットは超難しいラインで5mくらいフックに切れ、下≒2m。
アンの〇パットは下りなので、タッチを合わせて右≒20cmに止まりパー。
成田の〇パットも上りとはいえ決して易しいパットではなく、内心では「3パットしないように」という気持ちで打ったそうですが、これが真ん中から入って〇、通算-5でVを決めました。
-4のアンが2位。
-1の新垣比菜、ペ ソンウが3位で、以上4人だけがアンダーでのフィニッシュとなりました。
難関なコースで風も暴れた日が続いたのでさもありなんですね。
それにしても仕上がりの良いコースに敬服しました。
特にグリーンは傷一つなく、その上高速に仕上がっていました。
速さは公表されていなかったようですが13フィート近くあったと思います。晴天・強風もグリーンを固く速くしたのではないでしょうか。
グリーンキーパーはじめクルーのご尽力に敬意を表します!
で、成田のパットですが、上手くなりましたね。
成田の弱点はパットでしたが、一目置くA・ジュダヌガーンが夢枕に現れ「悩んでいるなら、このパターを使ってみては」と(日本語で)言ったそうで、早速同じパターを手に入れグリップはクロスハンドにしたら、今回の結果につながった、という嘘みたいな話。
今季これまで4戦して4パットが4回もあったそうですが、この試合でグリーン上では「絶対2パット」と唱えてパットしていたそうです。
パターもグリップも効果があったとは思いますが、私が成田のパットが変わったなと思ったのはストロークの再現性の高さ。
こんなに微妙なタッチが求められるグリーンでは少しでも狂いが出るとパットは入りません。
成田ご自身は意識していたかどうかは知りませんが、ボールが転がり出た後、1.5mくらい転がるまでボールを目で追わなかったですね。
フォローでも頭を残しているということです。
これはパットでもショット(特にアプローチ)でも同じです。
これを見て成田のパットは成長したなと思った方も多かったのではないでしょうか。
成田はJLPGA通算12Vとなりましたが、なんと8Vは逆転で勝っています。
これも凄いことですね!
これからは、最終日にたとえリードしていても、すぐ後ろに成田がいると首位を走る選手はますますやりにくくなりますね。
開幕以来、日本人選手の5連勝は近年にないことですので、これも話題になりそう!
私も葛城でゴルフしたい!!
この試合、本当に楽しめました!!!!!
ゴルフもこれからはLIVE放送を増やしてくださると楽しさが増すように思います。また、ゴルフファンも増えるように思いますので関係者の皆さん頑張って下さい<m(__)m>。