「自分にぴったりのパターを」に続きます。
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自分に合った長さのパターを使っていないアベレージゴルファーは意外に多い。
自分に合う長さよりも少し長めのものを使っているように感じる。
その結果、ボールに対して正確にコンタクトする確率が低くなる。
長いとどうしても遠心力が働き、ヘッドスピードが上がる。ボールが転がり過ぎることが経験として頭の中にあるから、つい力を緩めてしまうんだよ、距離を加減しようとしてね。
その結果、フェースの向きが変わりやすいだけでなく、ダフリやトップといったミスにもつながってしまうわけだ。
極端にパターを短く持ってみるといい。
不思議なもので、、短く持つと、インパクトを緩めないんだよ。
ショットと違い、パッティングには微妙なタッチが要求される。
それだけに、如何に自分に合ったパターに仕上げるかがパットの成否を決めると言っていいだろう。
まずは自分に合った長さのパターを見つけること。
その次に、グリップの素材や太さを試してみる。
勿論、技術的な部分もチェックするべきだ。アベレージゴルファ-
の場合、パターを強く握り過ぎている。
その反動でインパクトでは手の力を緩めることもある。
当然、フェースの向きが変わり、ボールが左右に打ち出される。
握り方を変える以前に、修正すべきポイントは少なくないと思うが、いかがだろう。
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パターが長いということは、私も以前から申し上げてきました。
米国人と日本人の平均的身長差は約2インチあります。
米国由来のパター(或いは輸入のパター)をそのまま使うのではなく、彼らよりも一般的には2インチ短いパターが適正の筈なんです(笑)。
岡本綾子も「昔から売られているパターは34インチ。しかし、この長さは多くのゴルファーには長すぎます」と指摘しています(「ゴルフの急所」日本経済新聞出版社刊)。→「パターの選択法4」