正確さが売りの稲森祐貴はメジャーで初V、彼のパットについては→「稲森祐貴のパット」でUPしましたが、ご本人の記事がありましたので「週刊パーゴルフ」(2019年NO.4)から一部を引用させていただきます。
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距離よりもラインを見て狙い方を決める
パッティングで大切なのは無理をしないこと。
たとえ3m以下のバーディーチャンスであっても、曲がり幅が大きいラインでは、3パットを避けるために距離を合わせることを心掛ける。
ただし、真っすぐなラインであれば、10m近い距離があっても1パット狙い。真っすぐな順回転をボールに与えていれば、ラインにも乗りやすく、カップインの確率もアップする。カップまでの距離よりもラインの難度を見極めて狙う狙わないと決める。
緩まないために力を入れて握っておく
1パット狙いの時は、インパクトで緩まずに、ボールに順回転を与えることを考える。ポイントになるのが左肩。
ストローク中に左肩が上がるとアッパー軌道になるため、ボールをしっかりヒットできない。また、左肩が開いてしまうと、アウトサイドインの軌道になり、ボールに右回転がかかる。
ストローク中に左肩を動かさなければ、構えたところへヘッドが戻ってくるので、順回転で狙ったところへ打ち出せる。
また、インパクトで緩まないようにするには、パターをきつく握る必要はないが、ある程度の力で握るようにしている。途中で急激な力が入りにくくなるし、インパクトの衝撃にも負けない。
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私(Green Keeper)はパットで「左肩を動かさない」という意識は持ったことがないですが、ショットではこのことを心掛けています。
左肩の位置が安定していれば、ショートアイアンで左に行くことがないし、ロングアイアンでふけ球になることを防げます。
正確なゴルフが身上の稲森だからこそ、パットでの左肩の位置に気を付けている。流石だなと感心した次第です。