56歳のV・シンに勝って欲しいなと思ってましたが、強い風の最終日は前日2位Tにいた27歳のK・ミッチェルが逆転で勝ちました(この日-3の通算-9)。
ミッチェルはツアー5年目でPGAツアー初Vです。
1打差の2位にはB・ケプカとR・ファウラー。
先行するこの2人は-8でフィニッシュでした。
特に最終盤でのファウラーは外からのパットを入れるなど何度も見せ場を作ってくれました。
更に1打差の4位にはL・グローバーとR・パーマー。
シンはこの日はイーブンで6位のフィニッシュでした。
ミッチェルの勝因はパットというよりショットでした。
中でもアプローチが絶妙だったと思います。
SG:Pは0.879でこの試合のランクは38位。
SG:TEE TO GREENは11.917で同じくランク1位。
ミッシェルは-8で迎えた#18(パー5)のティーショットをクロスバンカーに入れ、2打オンは狙えずにFWへ出し、そこからの第3打を右手前≒4.5mへ。
この時のミッチェルのフィニッシュの顔つきが良かったですね。戦っている充実感とやったぞという満足感のある顔に見えましたので、もっとピンに絡んでるのかと思いました(笑)。
少し上りのスラ。これを真ん中から決めてガッツポーズでした。
ミッチェルのパット。
オーソドックスなパットです。
若いゴルフファーは皆さん、これが普通です。
いろいろな経験をして、成否の長い歴史によって自身のフォームは作られてきます。
スタンスは狭め。軸をしっかり確認してからストロークします。
両足をばたつかせながらこの姿勢を作っていきます。
あ、これはショットも同じですね。しっかりと軸を作っています。
ボールがしばらく転がり出るまではボールの行方を追いません。
それにラインを読み終わるまではかなり慎重ですが、決めた後は躊躇せず自信をもってストロークに入ります。
敢えて言えば、ボールが左右目線の真下より少し内側に置いているようにお見受けしました。但し、これは後ろからの姿勢を撮っていないので、そう見えただけかも、です。
ここ(PGA National)はグリーンがバミューダなので、単純に見えてダブルブレークする場面もありました。この2年間でPGAtourで最難のコースはシネコック・ヒルズGC(ここはベントです)で、それに次いで難度の高いコースと言われる所以でしょうか。