「グリーンを読む手順」に続きます。
著者の大本研太郎さんは、強めのタッチでカップを狙う、オーバーするパットがイップスを防ぐと、次のように仰います。
省略して引用させていただきます。
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意見を二分する問題の1つとして、パッティングの距離勘(原文は感)をジャストタッチで合わせるのか、強めに打つかがある。
ネバーアップネバーインの格言通り、強く打つことが正しいとされる一方で、ぴったりの距離勘で狙ってカップインさせるプロも多い。
私(著者)の結論は、強めで狙うこと。
ジュニアたちには「ファーストパットをオーバーしての3パットはOK。ショートするのはダメ」と指導している。
なぜ強めで狙うか?それはそのほうが入る確率が高いから。
実際に強めに打って返しのパットを外してしまう3パットよりも、1パットでカップインする回数のほうが多い。「年間パッティング数」とか「生涯パッティング数」という概念(長いスパン)で見ると、強く打ったほうが、パット数は少なくなる。
ミスを恐れずしっかりと打っていくことが大切。
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ただし、真に受けてなんでも強めというのは却って逆の場合もあると思います。自分の力に応じた狙い方が良いようにも思います。
例えば、その日の調子(体調や、練習グリーンでの距離勘)でジャストタッチか強めの選択。あのアヤコさんも「パットはミズモノ(日替わり)」と仰ってます。
これを始めて2~3ホールやれば確信になりますので、調子が良い日は強めのタッチで攻め続ければ良いと思います。
強めのタッチとイップス予防の関係は詳しく書かれていませんが、気持ちの問題と結果の良さ(期待)から、著者は効果があるとおっしゃりたいのかな、と思いました。