これは、そう言っておられる尾崎将司が、自分のことでなく、青木功や中嶋常幸のことをことを表しての言葉です。
「ゴルフが突然うまくなる魔法の名言集」(河出書房新社刊)から一部を略して引用させていただきます。
ーーーー
パッティングのストロークで、最も嫌なのは、始動の時ではないだろうか。ヘッドを少しでもインやアウトに引いてしまうと「あ、いけない」と思ってしまう。
彼ら(青木や中嶋)は「完全に自分のリズムを持っている」。
これは、単にストロークを1、2で打つというようなリズムのことではなく、パッティングを始める前から刻まれているリズムのはずだ。
つまり、パッティングのプレ・ショット・ルーティンである。
ラインを読む。ボールから少し離れたところでアドレスの姿勢を取り、距離勘(原文は感)を合わせるように2~3回の素振りをする。
実際のアドレスに入ったら、ボールにフェースを合わせ、スタンスを決める。もう一度、カップとラインを確認したら、間を置かず始動する。
ゴルフでは「静から動」へのきっかけやタイミングがが難しいが、それだけを考えてもなかなかうまくゆかない。プレ・ショット・ルーティンから始まる一連の流れの中に始動があるわけで、尾崎の言ってる「自分のリズムを持っている」という意味は、この一連の流れについて言っているのである。
ーーーー
文中、尾崎の言葉なのか、編者の言葉なのか不明なところもありますが、いずれにしてもスムーズな始動は大切ですね。
私(Green keeper)は次のようにしています。
①アドレスに入ったら(ストロークのことは)何も考えない。
②考えるのは距離勘のみ。
③フォワードプレスしてからテークバックする。
③のフォワードプレスは大変有用です。以前は女子プロに多かったですね。パットだけでなくショットでも多くのプロが採用していました。