今日は現場に中尺パターを持ち込んで試すという「かわせみ!」さんの記事(→「明日のラウンドで試すこと」)で思い出しましたが、
中尺パターは、7年くらい前には米ツアーではかなり多く使われたことがありましたね。、ちょっとしたそのブームは終わっちゃったような(笑)。
しかし、これをうまく使いこなしているのはW・シンプソンと片山晋呉だと思います。今年、シンプソンはプレーヤーズ選手権で久しぶりのV。もうお一方は謹慎中ですが、、、。
中尺パターの最大のメリットは「アームロック」です。
シャフトのグリップを左手前腕に添えて握るので、手首を捏ねるというパットミスの元凶?をこれで抑制することができるからです。
言うなれば、ストロークの変数を1つなくすことで、他のこと(距離勘など)に集中できるメリットがあります。
シンプソンの今季STATSでSGPは現在0.646でランク6位。
単純に言うと、全てのラウンドを通して、全ツアー選手の平均よりも、ラウンド当り0.6打もパットの成績が良いということですね。
謹慎中の方は平均パット数≒1.8でランク67位ですが、これは今季の謹慎前までのデータです。片山のことですから、今もいろいろと改善の試行を続けていると思います。
シンプソンの右手はクローグリップです。片山もこう握っていますね。
これで高速グリーンに対応しているように思います。
なお、長尺パターはアンカリング規制施行後利用者が減りましたが、長尺が規制されたわけではなく、アンカリングしなければ使用出来ます。
胸にグリップエンドを付けて(アンカリング)使うのではなく、左手でグリップエンドを押さえて使いますが、このときに左脇をしっかりと締めておけば、支点のぶらつきを抑えることができます。長尺を使用する場合には、このやり方がお役にたつと思います。