「ボールを転がす2」に続きます。
ーーーー
〇ドリル:距離コントロール
バックスイングとフォロースイングは、ほぼ同じ幅で行うべきである。
バックスイングとフォロースルーを同幅に取る(*1)と、ストロークに安定したリズムが生まれやすい。
ショートしたり、オーバーしがちなゴルファーは、こんな練習が良い。
先ず、カップから6㌅(≒15cm)にボールを置き、パットしてカップインさせたら、拾い上げ、同じ場所からパット。5回連続カップインしたら、次はカップから9㌅(≒23cm)から。同じように5回連続カップインさせる。一度でもミスしたら、最初からやり直す。成功したら、今度は15㌅(≒38cm)のところから5回連続でカップインさせる。
このドリルは、短時間でたくさんパットするので、ボールをしっかり捉えることに気持ちを集中させることができる。
どの程度のスピードでパターを動かすべきかという感覚も身に付く。
適切な力加減で打つということも、本能的に分かるようになる。
ボールは1つだけ、どのパットも初めて出くわしたパットのつもりで、きちんとアドレスをとってパットすること。そこまでやる必要はないと思うかもしれないが、何度も繰り返し練習することで距離コントロールの脳力は養われるのだ。
(太字は該書の通り)
ーーーー
*1:これは清元登子さんの指導と同じです。私は個人の身体特性に依存するものと考えています。安定したリズムで距離勘の出しやすい振り幅が、その人に適したやり方だと思います。因みに私は≒1:2でストロークします。この方が私にとっては芯で捉えやすいからです。