パッティングで、ストローク(実打)する時点では何を意識するか。
ゴルファーなら誰しも距離勘ですね。
狙った打出しラインへのアドレスまで済んでいて、あとは狙いの距離を実現するためにストロークをするわけですから、距離勘を意識するのは当然です。長いパットや、ミドルパットでもアンジュレーションが大きかったり、下りのラインだったら、特に意識すると思います。
では、ショートパットではどうでしょうか。
短くても傾斜が厳しい場合では、距離勘に神経質になりますが、ライが単純な場合はいささか距離勘の手を抜きます。また、そういうライでは手を抜いても問題は起こらないと思います。
昔から、ショートパットは「距離より方向」と言われるゆえんだと思います。
ところが、ショートパットではカップが目に入ってしまったり、結果が気になったり、外したら恥ずかしいとかの外乱がルックアップを早めてしまうことになっていると思います。
ここまで意図的に引っ張って来たわけではありません(笑)。
「ショートパットの実打に入るときは頭を動かすな」という意識でパットすれば、という提案です。
「イップスって何?」という記事が日刊スポーツの野球欄に連載されていますが、ここで「脳の身体機能的働きにおいて意識は1割、無意識は9割」、「イップスは無意識の誤動作」であると示されています。
尤も、イップスの医学的解明は未だ完璧なところまで来ていませんので、これが全て正しいかどうかは分かりません。
しかし、パッティングにおいて動作を司れるのは1割で、残りは本能(無意識)が司るわけですから、その1割には最も大切なことをさせたいですよね。
ショートパットで最も大切なのは頭を動かさないことですので、その1割(意識)はこのことに振り向ければ、ミスは起こらないと考えて良いと思う次第です。
エイプリルフールとお思いにならず、お試しください。