「マイゴルフ」小田龍一⑪(日経新聞2017.10.19.夕刊)から一部を引用させて頂きます。
ーーーー
ツアーデビューしたてのころはパットが全然入らなくて苦労したが、西川哲さんや丸山大輔さんら先輩たちからアドバイスを受けて感触が良くなり、シードをつかめた。
それからパッティングで一番意識するようになったのはロフト角。
少し角度が付いているから、そのままインパクトするとボールはパンと上にいってつかまらなくなる。だからハンドレート気味(*1)にして、地面と平行の状態でヘッドを運ぶように打つ(*2)と、しっかりボールを捉えられるし、曲がらなくなる。
その際、両手はがっちりと固めて肩でストロークするイメージを持っている。長尺を使うように、グリップエンドをへそにつける感覚で打てばいいだろう。
パッティングが好調な時は、フェースにしっかりボールが乗っている感じがある。
あとはラインを確り決めて打つことが大事だ。
ラインを読んで、例えば自分ではフックラインだと感じているのにキャディさんから「スライスです」とアドバイスされて、スライスを打とうとしても、自分で傾斜を感じているから絶対フックで構えてしまうもの。
「スライスかな?それともまっすぐかな?」などと少しでも迷いがあるうちはダメ。
時間はかかっても、自分が納得してから打つべきだ。迷いを消し去って打てるかがカギになる。
練習でアマの方にお勧めしたいのが、ショートパットより10mや15mのロングパット。
ロングパットで距離勘(原文は感、以下同じ)を掴んでいったら、自然にショートパットの距離勘も出てくる。
短いのだけだと、ストロークのことばかり考えだし、勘や距離勘がなくなってくる(*3)。
またパッティングはメンタルが大きく影響する。
結果を求めすぎると、乱れが生じる。入る入らないは2分の1、といったような心持で、自分を信じて打つ勇気を持てればいいだろう。
ーーーー
*1:原文のままです。
*2:これは私が見つけた転がり理論通りです。
プロは経験的に知っておられるんですね。
*3:プロでも距離勘の→「外挿は難しい」んですね。