スキー・スノボーの話ではありませんが、大いに関係するのが最大傾斜線。エッジをニュートラルにするとスキーは最大傾斜線を真っ直ぐに下ります。ゴルボールの転がりも同じです。
下りのラインは最後には最大傾斜線上を真っ直ぐに下ります。
ですから、下りのパットでは、如何に最大傾斜線に乗せるかが勝負です。
それに、タッチを合わせるには、傾斜分で自然に転がり落ちる(自然落下)距離を引いたタッチでストロークする必要があります。
先日は高麗グリーン。今の時期難しいですね。9.5feetくらいありました。ピンは多くが手前に切ってあり、どうしてもピンハイにつきました。
ショットが下手なせいか、下りのフックもスライスも7~8mが4回もありました。これをパットする場合は上記に留意して、次のように考えると大きなミスにはなりません。
・傾斜の大きさから、最後の自然転がり距離を推定します(*1)。
・最大傾斜線上のカップ上どこにボールを運ぶ(止める)かが決まる。
・ここがいわゆる仮想カップですね。
・速いグリーンではブレークポイント(BP)がカップから遠い。
・BPがボール近くにあると意識すると大きくラインを外さない。
傾斜がきつければきついほど、打出して直ぐに曲がります。
これも傾斜次第です。
・仮想カップにジャストで届くように方向とタッチを決めてパット。
同伴者の御三方は、私のアドレスの方向がやり過ぎと騒いだりしましたが、あれよあれよとカップ近くで止まります(笑)。
残念ながら、4回ともカップインしませんでした(泣)。
しかし、カップ脇に止まったり、1カップ脇を転がって下30cmに止まったりと、いずれも2パットでおさまりました。
最大傾斜線の活用は下りのパットではマストだと思います。
*1:どのくらい上に置く(止める)かは計算です。
スティンプ値9feetだとして、傾斜による下りの高低差が26cm(スティンプメーターで、転がり落ち始めるボールの高さ)あれば、自然に転がる距離はスティンプ値と同じ9feet(≒2.74m)です。これはスティンプメーターの計測原理そのものから、です。その日のグリーンの速さが分かっていれば、高低差を読めば、自然な転がり落ちる距離が計算できます。
意外と大きな自然の転がり距離ですね。
パットもニュートン力学の範疇です(爆)。