「振り子式のコツ」を活かすと、転がりも良くなります。
過去に実験したデータでは、振り子式で実効ロフト0°でアッパーブローにストロークすると、転がり距離は≒10%伸びます。
これは、固有ロフトの通りにインパクトした場合に比べてのデータです。
実験は自作のロボットを使って行いました。
これ、D・ペルツさんのロボット「パーフィー」よりも工夫がしてあります。あの山田パターの山田さんのロボット(→「完全なシミュレーションは可能か」)もこの工夫は採り入れられていません(笑)。
どこが違うかというと、お二人ともパターを自然振り子のままとしています。これですと、パターの運動エネルギーはインパクトでそのほとんどがボールに伝わってしまうので、インパクト以降でフォローが極めて小さくなっちゃいます。
人間が振り子式でストロークしたら違いますよね。
フォローの方がむしろ大きい!(人間様は体の中のエネルギーでストロークしているからです)
なので、補助振り子を加えて、人間様のストロークに近い動きが出来るように工夫したわけです。
「振り子式のコツ」を活かすと、転がり理論通りのパッティングが実現できるので、転がりも良くなります。