パット功者の一人、真板潔。
昔は上手かったけど今は下手だとご本人は謙遜なさいます。理由は目が悪くなったからだと(←これ、J・ニクラウスが引退理由に挙げてましたね)。上手かったのはラインが良く読めていたからで、ラインが見えると自信を持って打てるので、狙い通りに転がせるから、と仰ってます。
で、続きは「週刊パーゴルフ」(2016年NO.30)から省略して引用させて頂きます。
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パットの上達には一にも二にも練習。
ツアーに出るようになって相当練習した。
ショットの練習3に対してパット練習は7。
朝、練習グリーンで挨拶した人が18ホールを回って戻ってきても、未だ練習を続けていたと笑われたこともある。
35inchのパターを使って背筋を縦気味に構えてるので長く練習しても腰への負担が少なかった。
こう打つとこう外れるな、と想像力を働かせる
(とっておきのアドバイス←ご本人の弁)
入れごろ外しごろの距離で軽く曲がるライン、距離を合わせて狙うならカップ横ボール1~2個分外して狙う。少し強めならカップ端ギリギリ狙いと微妙なタッチが要求される場面。
ラインに乗せようと意識するあまり、打ち切れずにショートしたり、狙いどころを1点に絞り切れぬまま打ってカップを外しがち。
「もう一度打てば入れられるのに」という悔いの残る結果になることが多い。これを逆手に取る。
ボールの後方でラインを確認する際、軽く素振りをしながら、先ずはどこに打ち出していくか狙いを定める。その狙いに対して、こう打ってしまうと(例えば弱くヒットしてしまうとか、強く打ちすぎると、とか)、カップに沈められないという想像を膨らませる(*1)。
つまり、先にカップを外すシーンをイメージする。そうすれば、そのように打たないと心がけて本番に入れる。「もう一度打てば入れられる」を自己演出するわけ。
もやもやした悩みを吹っ切って、今、自分がすべきことを明確にして臨めるだけに、好結果を招く確率を高くすること請け合いです。
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本番では、タッチを決めて、このタッチであれば確実に入るというイメージが大切ですね。この解説は、あくまでタッチとラインを決めるまでの前工程であって、ラインの読みと最適タッチを明確に決める準備と考えるのが良い結果につながる、というものです。