「納得のいくゴルフが出来たのはプレーオフ(P.O.)の2ホールだけ」と池田勇太ご本人が言うだけあって、この2ホールとも〇でこの試合をモノにしました(-13)。
2位はP.O.1ホール目にパーで脱落した今平周吾とP.O.2ホール目まで食い下がった時松隆光でした。
2打差の4位は小平智。更に1打差の5位にH・W・リュー、谷原秀人、朴相賢、手嶋多一でした。
1打リードの本戦#18(パー4)で池田の第2打は右ラフからで奥に外れ、ボールが見えない深いラフ。ここから下≒3mに寄せますが、この弱スライスを打ち切れずに手前20cmでボールはストップ。
高速グリーンに加え、輪厚特有の強風を意識(追い風)を意識し過ぎた結果だと思います。これで△と1打落としてP.O.突入ですから、池田ご本人にしてみれば、ここまで納得できた試合ではなかったという気持ちだと思います。
P.O.2ホール目では2人ともFW。先打の時松はアドレナリンの影響でしょうか、奥のラフ。本戦の池田の第2だと同じようなところでしたが、ボールは見えていたので寄せは好打を期待したのですがミスで上≒4m止まり。このラフへの対処が池田と時松の経験の差と言えますね。
池田の第2打は下≒1mへオン。
パット先打の時松はカップの右にボールが止まり△。
池田はパットを決めて○でした。
池田のパットは何度も記事にしていますが、グリップとパターヘッドが平行に動く(オーバーな表現ですが)ことで、方向性が卓越しているのだと思います。
池田は、今季「RIZAP2017」に次ぐ2Vでツアー通算18V。
この試合も「ANAopen2010」に次ぐ2勝目で、この試合の複数勝利は6人目だそうです。
この試合で目についたのが時松のグリップですね。
ベースボールグリップ(バットを握るときのグリップと同じ、別名10フィンガーグリップ)です。時松はゴルフを始めたときからショットもパットも同じこのグリップです。
昨年の日本オープンで目の当たりに見たので、真似てみましたが、ショットでは私には違和感があって無理でした。しかし、パットでは使える可能性もあるように感じましたので、何かの機会に挑戦したいと思っています。