この日最も素晴らしいゴルフをしたのは小平智(7〇1△)で、新婚後初Vになるなと見ていましたが、この日安定したゴルフを展開した(2〇ノー△)H・W・リューに軍配が上がりました。
S・ハンを含めて-3で並んだ3人のプレーオフ(P.O.)は1ホール目で決着でしたが、第2打を奥のバンカーに入れたリューが最も不利な展開。
これで「終わった(負けた)」(ご本人)。
ところが乗せていたハンが3パットの△。小平も寄せきらず(手前バンカーが目玉)に≒5mのパーパットを外して△。
リューのバンカー脱出ショットはピン下≒2m。
この転がりを見ていたので「このパットには自信があった」(ご本人)。
これを決めてパーで決着しました。
土壇場でパットの1打が勝敗を決めた試合と言えます。
小平とハンはP.O.は初めてなので、心理的な影響もあったのではないかと思われます。
1打差の4位は武藤俊憲。更に1打差の5位には今平周吾と任成宰でした。
リューは「コカコーラ東海2012」以来、5年ぶりのJGTO2勝目です。
コカ2012は片山晋呉とのプレーオフで、無観客。今回は多くのギャラリーに囲まれた試合でしたので、喜びも一入だったようで、大きなガッツポーズで喜んでいました。
リューのパット。
少し広めのスタンスでどっしりと構え、グリップは一般的なオーバーラッピング。
軸をしっかり保ったストロークを繰り出します。
このときにボールが1m位先に転がるまでルックアップを我慢しています。これで狙い通りの方向へボールを転がり出せることが出来るのですね。