『なぜ、「これ」は健康に良いのか?』(小林弘幸著 サンマーク出版)の続きです。
日が経ってしまったので、関連過去ログは→「間違ったストレッチ1」
です。
それでは正しいやり方は?というと。
ーーー準備運動は4種類。
自律神経のバランスを整えるとともに、自律神経のレベルを上げるトレーニングなので、運動の前後はもちろん、寝起きや不調の時やパフォーマンスを出したいと思っている時にもお勧めだ。
たったこれだけで?と思う人が多いが効果は絶大だ。
①手の先を持って体側を伸ばす
真っ直ぐに立って足を肩幅に開く。両腕を上に上げ右手のなるべく先の部分を左手でつかむ。そのまま右の体側を伸ばすように右手を左手で引っ張りながら、上体を左に倒す。上に伸びた時に息を吸い、倒しながらゆっくりと吐く。呼吸と合わせることで体は普段以上に伸びる。
右側の次は反対に左で行う。
②手の先を持って横に伸ばす
真っ直ぐに立って足を肩幅に開く。両腕を前に出し、右手の先を左手でつかむ。そのまま右腕を左手で出来るだけ左側に引っ張る。この動きも引っ張るときに息を吐くように、呼吸を合わせて行う。右側の次は反対に左で行う。
③肘を固定して手首を回す
立っても座ってても良い。背筋を伸ばし、右腕を前に出し肘を手首が上になるように直角に曲げる。右肘を左手でつかみ、位置を固定する。そのままの位置で右手首をぐるぐる回す。
腕を変えて左手も同様に行う。肩甲骨の運動である。
ポイントは肘をしっかり固定して行うことだそうです。
④反対側の膝の上で足首を回す
椅子に腰掛けた状態で行う。いすの高さは、座った時に膝が直角になるぐらいが良い。座った状態で、右足首を左ひざの上に軽く乗せる。その状態で右の足首をグルグルと回す。
足を替えて、左足も同様に行う。股関節の運動である。
プロの選手には4つの動きを全部で最低10分間行うように指導しているが、一般の方であれば、全部で5分間もやれば十分だ。
いずれも詳しくは原著をご覧ください。