昨日は娘の19歳の誕生日でした。

ピンク好きの娘に

ピンクのケーキを買い、家族で食べる


うちの家族はおかしいのか、変なのか

特にお線香をあげるわけではなく

(夫だけ朝晩のお線香を欠かしません)

兄弟なんてお墓に行くわけではなく


でも

ごく自然に、娘が会話に登場します。


「あんなに(娘のように)勉強はできないよ」 

ほめてくれることもあれば


「めっちゃドンくさくってさ

体育祭とかで走ってるのは見てられなかった」

めちゃくちゃけなされたり


「生きてたら、どんな大学に行ってたんだろうね」

ってちょっと泣きそうな話もあっけらかんと


「俺がプリンを食った時

超キレられて、ほんとうにこわかった。

でもさ、今思うと、ヤツあたりも甚だしいよな」

今頃、抵抗したりして




兄弟たちは

娘の死から何かを感じてくれているのか

よくわかりませんが


私は「娘の人生から教訓を読み取れ」などと

兄弟たちに言ったことはないし

これからも言うつもりはありません


それぞれの人生に

大きなエッセンスとなったことは間違いないから

ことさらに言う必要はないと思っています。





家族に対しては

そんな思いなのですが



娘の友人たちは・・・というと


娘のことを、少しずつ忘れてしまったとしても

それは仕方ないと思っています。

だって

生きていたら忙しいし

19歳、青春真っ最中!

楽しいことや熱中することがいっぱいでしょ。

過去のことなど、過去だもの






でも、来てくれたんです。

お友達がお線香をあげに





2011年の誕生日は

娘に内緒でサプライズ訪問してくれました。

このときは、娘は酸素を足していたけれど

すごく楽しそうな大きな笑い声がしていて

本当にほっとした。

あの震災の2日後でした。




2012年の誕生日は

なくなって10カ月

友人たちはうちに集まって

進学報告会のようでした。


そのときも嬉しかったなあ

でも、すこし悲しかった。

ここに娘がいないのはどうして?って




2013年の昨日

大学生が板に就いた友人たちは

うちでプチ同窓会のようでした。


髪の毛が今風におしゃれになって

ちょっぴりお化粧したりして


でも、

変わらないね。




変わらずに


覚えていてくれてありがとう!!


本当にうれしかった。。。






きっと友人たちの中にも

娘は大きなエッセンスを残したってことかな





そうやって

知り合った人たちの中に何かを残し


今は空から

みんなを応援しているんだろうな


と思います。




19歳おめでとう