去年のまとめにも書きましたが、緊急事態宣言が始まってから、夏いっぱいは、練習馬での障害レッスンはお休み。その後も10月までは引越しなどでバタバタしまして、そろそろ障害復活しようかなあ・・・と思いったった10月末某日。
それまでパートナーだったビーちゃんがその性格の良さから人気馬になってしまい、予約が取れない。
S先生に「障害レッスン、どの馬がいいですかね?」と相談すると、「マーでいいだろ」と。
お?私が馬場でマーくんばかり乗ってるの見てたな。
実は、マーくん、ウチに来る前は自馬さんで障害の試合に出ていい成績を出していたそうな。
最近、馬場で乗ると、ゴネゴネ病が激しいし、もともと身体が硬いし、ハミ受けも苦しそうだし・・・先生が勧めるなら、願ったり。
開けて11月、マーくんで障害デビューとなりました。
ゴネゴネもなく、ハナからイケイケで、障害も向けたら飛ぶ。
素敵!
・ ・・ただ、私の方が問題で、8ヶ月振りの障害鞍に、まあ座れない。
駈歩は問題無いし、障害もマーくんが上手だから不安は無い。
・ ・が、飛んだ後に体勢を戻せず、突っ込んだ駈歩をさせてしまい、速歩に落とすのに一苦労。
「何やってんの〜」
い、いや、自分でもダメなのは解っているのですが・・・身体か起こせないのよう・・・
「鎧、かかと下げなきゃ」
「わかってますよう・・・障害飛んでる人、みんな踵下がっているの。」
そうしたいのだけど出来ないんだもん。
「あのさ、膝から下が、硬いんだよ。前にも言ったろ?足首柔らかく!」
はい〜。
「課題だな。」
障害復帰早々、躓いたなあ。
でも、馬場鞍だったら大丈夫かも!
と、次のレッスンでは馬場鞍鎧1穴詰めで。
軽速歩では、「座る時、かかと下げて、1歩1歩しっかり座る」
駈歩では「かかと、かかと、膝閉めない、膝から下ぶらぶら、動きに合わせて1歩1歩スイングするイメージで!」
ひたすら手前変えながらの輪乗り。
「これが、障害鞍でできればヨシ!」
ふえ〜
余談ですが、障害復活してからは、しばらく馬場をサボっておりまして
久々に師匠Bレッスンを取ったら、「この間の障害見てたら酷かったですね」
げっ!見てたの?
「久しぶりで乗り方忘れていませんか?」そ、そうですか?は・・・はい。
で、こちらも修行続行。
「馬の動きに合わせる!座る!身体馬から離す!」
かかとは下がっていると思うけど・・・なんだか正解がわからん。
障害と並行すると、混乱するなあ・・・
そんな時、CLIMAXさんのブログから、ヒントをいただく。
“かかと下げるじゃなくて、つま先上げる。膝裏を伸ばすイメージ”
なるほど!
早速、いざ!障害鞍でチャレンジ!
お?
いけてるかも?
・・・だ、大丈夫、座れてるよ〜
輪乗り1週してから、クロス単発、手前を変えて同じく。
うまいことコントロールできてるかも!
ラストは、4個のコース。
4個目を飛んでブレーキかけるのに方向を迷って起きるのが遅くなって、若干ヒート。
ご、ごめん!
「まあまあだな。まだ、少し危なっかしいぞ」
「とにかく、下半身を柔らかく。騎座は、膝までじゃ無いぞ。足首、踵、つま先まで。」
・ ・・・・そうか!
私、修行第3段階で師匠Bから、「柔らかく乗る」課題をずっと出されていたけど、上半身と腰までだったかも。
少なくともつま先までは、意識してなかった・・・
これって、馬場も一緒なのでは?
で、12月某日の馬場レッスン。
かかとに力を入れないというS先生の指導をあーちゃんで試してみると・・・
これが良かった!
あーちゃんの動きに合わせて、上半身だけでなく、膝から下も意識して随伴してみると・・・
ふわんふわんな乗り心地!
B師匠から「パーフェクト!」
いただきました。
「どうしちゃったんですか〜?」というB師匠に、S先生からヒントをもらったことはナイショ。
「0から1になりましたね」とB師匠。
「これから、ひとつひとつ積み重ねていってください。たとえつまずいても必ずまた戻れます」
はい!
やった〜!
これで一つ階段上がれたよ!
・ ・・・って、ゼロだったんかい・・・
やっと、馬乗りと呼べる段階に入ったってことか。
2年間の修行、長かったな〜
2020年の終わりに集大成になる騎乗ができました。
やっぱり、いろいろな経験をつなぎ合わせて自分なりに会得していくことって大事なのね。
乗馬って、人生と一緒。
生き方が反映されるなあ・・・
修行のおかげで、細かいことには動じなくなって精神力もアップした。
私、馬が好きでよかったよ〜
2021年、初っ端からコロナでつまずいていますが・・・
乗り切っていこうと思います。
お馬たち、よろしくね〜