ブラン・ニュー・オリンズ / アン・サリー
BRAND-NEW ORLEANS / ANN SALLY
①BASIN STREET BLUES ベイズン・ストリート・ブルース
②HONEYSUCKLE ROSE ハニーサックル・ローズ
③SINCE I FELL FOR YOU シンス・アイ・フェル・フォー・ユー
④アフリカの月
⑤WHEN YOU'RE SMILING 君ほほえめば
⑥LAZY RIVER レイジー・リヴァー
⑦SWEET GEORGIA BROWN 麗しのジョージア・ブラウン
⑧UNTIL IT'S TIME FOR YOU TO GO アンティル・イッツ・タイム・フォー・ユー・トゥ・ゴー
⑨I KNOW アイ・ノウ
⑩WAY DOWN YONDER IN NEW ORLEANS 遥かなるニュー・オリンズ
⑪胸の振子
⑫BOGALUSA STRUT (INSTRUMENTAL) ボガルザ・ストラット
⑬WHAT A WONDERFUL WORLD この素晴らしき世界
本日紹介するのは、2005年のアン・サリーのアルバム「ブラン・ニュー・オリンズ」です。
歌手であり、医者でもあるアン・サリーは医療の仕事の関係でニューオリンズに住んでいたのですが、その時に現地のミュージシャン達とセッションして出来上がったのがこのアルバムです。
これまでの作品がしっとりとしたボサノヴァ/ポップスであるのに対して、これはもう完全にジャズ・アルバムです。
ニューオリンズといえばジャズの聖地ですから、そこに住んでいたアン・サリーがこうしたアルバムを作ったのは当然の成り行きかも知れません。
内容はデキシーランドっぽいビッグバンド風ジャズという感じで、あまりスィングしてませんが、レイジーな感じでこれはこれで心地良いです。
歌謡曲のカヴァー2曲もノスタルジックな昭和歌謡っぽい雰囲気で、このアルバムに合ってると思います。
ただ、このアルバムはアン・サリーではなくても良かったのではないか、とも思います。
というかむしろ声量もなくソウルフルでもなくスィングしていないヴォーカルはジャズには向いてないような気がします。
これはこれで良いんですけどね。
しかもこのアルバムのプロデュースとアレンジをアン・サリー自身が行っています。
作詞も作曲も演奏もしないヴォーカリストがプロデュースやアレンジをするってのはちょっとイタいですね。
ま、これはこれで良いんですけどね。
そしてこのアルバムで最もジャズのノリが感じられるのが唯一アン・サリーの参加していないインストゥルメンタルの「ボガルザ・ストラット」です(ノ∀`)アチャー
アルバム・ラストの「この素晴らしき世界」のムーディーなアレンジもちょっとなーと言う感じに仕上がっています。
いや、これはこれで良いんですけどね。
アフリカの月
古い港町流れる 夕暮れの口笛
海のにおいに恋した
あれは 遠い日の少年
酒場じゃ 海で片足失くしたおいぼれ
安酒に酔って唄う 遠い思い出
俺が旅した若い頃は
よく聞け若いの
酒と女とロマン求めて
七つの海を旅したものさ
母さんは言うけど 船乗りはやさぐれ
海に抱かれて年とり
あとは淋しく死ぬだけ
僕は夢見る 波の彼方の黒い大陸
椰子の葉陰で踊る星屑
見上げる空には アフリカの月
古い港町流れる 夕暮れの口笛
海のにおいに恋した
あれは 遠い日の少年
なぜか、J-POPの歌姫( ´,_ゝ`)プ中島美嘉も新曲はニューオリンズ・サウンドらしいです。
アラン・トゥーサンが参加しているらしいです(´・ω・`)