ゲッツ / ジルベルト / スタン・ゲッツ & ジョアン・ジルベルト
GETZ / GILBERTO / STAN GETZ & JOAO GILBERTO
①THE GIRL FROM IPANEMA イパネマの娘
②DORALICE ドラリセ
③P'RA MACHUCAR MEU CORACAO (TO HURT MY HEART) プラ・マシュカー・メウ・コラソン
④DESAFINADO デサフィナード
⑤CORCOVADO コルコヴァード
⑥SO DANCO SAMBA (JAZZ SAMBA) ソ・ダンソ・サンバ
⑦O GRANDE AMOR オ・グランジ・アモール
⑧VIVO SONHANDO ヴィヴォ・ソニャンド
本日紹介するのは、1964年のスタン・ゲッツとジョアン・ジルベルトのアルバム「ゲッツ/ジルベルト」です。
ジャズ・シーンのテナー・サックス奏者スタン・ゲッツとボサノヴァのリズムを創り上げたジョアン・ジルベルトの邂逅によるボサノヴァの大傑作です。
まさに奇跡と至福の34分です。
また、このアルバムにはアントニオ・カルロス・ジョビンがピアノで、アストラッド・ジルベルトがヴォーカルで参加しており、何とも豪華です。
①からすでに名曲&ハイライトです。
ジョアン・ジルベルトがギターの弾き語りで静かに最初のワン・コーラスを歌うのですが、さりげなく入ってくるジョビンのピアノが実に(・∀・)イイ!!
そしてその後にアストラッド・ジルベルトのヴォーカル、ゲッツのサックス・ソロ、ジョビンのピアノ・ソロ、と続くところは圧巻です。
その他、名曲④⑤を含めどれも素晴らしい出来映えです。
なんというんですか、これだけ豪華なミュージシャン達による演奏にもかかわらず、どの楽器・ヴォーカルもさりげないというかでしゃばってないんですよ。
非常に抑制されたトーンで、柔らかで優しい演奏です。
このアルバムを聴くと本当に落ち着きます。
まさに名盤中の名盤です。
コルコヴァード
星のきれいな静かな夜には
私達を包む静寂の中に
ギターの優しい音色が
流れていきます
静かで滑らかな夢
小川のほとりの散策
コルコヴァードに向いた窓
なんて素敵なんでしょう
部屋の片隅でギターが
この愛の歌を奏で
愛し合う者を幸せにする
思いを巡らすための静けさ
夢見る時間もあるし
窓からはコルコヴァードが
なんて素晴らしい
いつまでもこんな風に
君をそばにおいて暮らしたい
ふたりの命の灯が消えるまで
この世に諦めを感じ
やるせない思いの僕は
君と出逢って初めて知った
幸せの本当の意味を