【緊急告知】イーハトーブ夢が30日10時スカステで放映されます。ちえちゃんファンに観てもらいたい | ブーンブラッサム

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ミュージカル好き。結構、天然で毒吐いています。
綾凰華・礼真琴・OG龍真咲
2001年からの星組贔屓ですが、現在雪にどっぷり、星もやっぱりという感じで応援中。

Boom, boom, boom
Even brighter than the moon, moon, moon


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私の、「阿弖流為」を見る前は宝塚でいちばん好きだった作品である、「イーハトーブ夢」。体の中の悪いものがすべて涙になって流れます。2017年の心とカラダの汚れ、落としませんか?

 

この作品、当時の星組の、歌唱力の暴力。主演の夢輝のあさんの素晴らしさ。

銀河鉄道の夜と、宮沢賢治の生涯を、自由に交錯する幻想的な作品です。

 

ちょっとこの作品の素晴らしさを語りたいんですけど、特にこの作品は、柚希礼音さんのファンの方にぜひ観て欲しいのです。柚希礼音という人がどういう人なのか、星組とは何なのか、それがわかるシーンがあるんです。

 

えっとかなりのネタバレを含みますので、その部分はこのブログの記事の後半に書きますから、ネタバレが嫌な方は

 

1,30日の放映の録画を予約

2,見る

3,このブログの後半部分(ネタバレ部分)を読む

4,見る

 

というのをやってください。

 

というわけで、これからは軽い紹介です。

 

1度観て感動するというのはどうでしょう?私も何度目かで、ドーンときました。

 

素晴らしい才能がたくさん出てきます。

主役の夢輝のあさん(ねったん)、このあと宙組に組替になる椿火呂花さん(ゆうかちゃん)、月組の娘役トップになる映美くららちゃん(えみくらちゃん)、宙組の娘役トップになる陽月華ちゃん、ザネリの柚希礼音(ちえちゃん)、ザネリの友達で美稀千種(副組長)。

 

歌姫ディーバな高宮千夏、星風エレナ、花城アリア。うまいうますぎる南海まり、両親は久城彬としのぶ紫。弟の宮沢清六に大真みらん。そして、涼紫央さん。

 

本当に出てくる人、出てくる人、たぶんベストプレイ。

涼紫央さん、つまりとよこさんの演技は必見です。いや、みんなすごいんだよ。ほんと。

 

原作の「銀河鉄道の夜」は不思議な終わり方をします。

主人公ジョバンニは、親友のカンパネルラが、悪童ザネリをかばって死んでまったことを悲しみながらも、割とラストがあっさり。初めて読んだときはちょっとびっくりしました。賢治の作品は、舞台でもあるように死後残された膨大な草稿を、弟の清六がまとめました。「銀河鉄道の夜」のラストも、何度も何度も書き直されたらしいです。

 

実際の賢治は、農学校の農家の次男三男たち、あまり未来のないもしかしたらお嫁さんをもらうということもないかもしれない彼らのために、人生の喜びを知ってもらいたいと、マジメに性教育をするなど、いわゆる女性との恋愛を否定する人ではまったくなかったみたいです。ただ、非常に精神的に大切な同性の友人は何人かいて、カンパネルラのように大切に思っている人もいたようで、東京と岩手、文通を重ねるなか、ちょっと不仲になったタイミングでの、「銀河鉄道の夜」のラストだったようです。ちょっとドライがすぎますよね。

 

藤井大介先生の、「銀河鉄道の夜」のラスト部分は、まさに賢治ファンが本当は読みたかったラストとなっています。ああ、こうだったらよかったよね。と。

 

非常に幻想的な素敵な作品なので、作品の解説はやめておきます。

賢治の人生、銀河鉄道の夜、銀河鉄道の夜にも出てくるタイタニックのエピソード、銀河鉄道の夜にインスパイアされた星座の神のフェスティバル。これらが多層的に、イメージのティラミスのように、青い宇宙の夜の、乳白色の銀河が心に押し出されます。

 

歌がみな上手い。ダンスがすごい。そして、曲がすばらしい。

 

夢輝のあさんは、わたしがもしかしたら一番好きな歌い手かもしれない。声の伸び。朗々とした歌声。声量。本当にすばらしいです。エリザガラコンで久々にねったんの歌を堪能させていただき感動でした。シンガーでダンサーで芝居上手。宝塚ではなぜか苦労するタイプの人でした。宙組では新人公演トートでした。

 

えみくらちゃん。ベストプレイです。

彼女が劇中、何度も言う「にいさん」という言葉。

どんどん変化していきます。

最期の「にいさん」の、母性。

あんなに透明感のある、娘役さんがいたでしょうか?

みゆちゃんが、えみくらちゃんをリスペクトしていた(プリンセスアラモードにて)そうで、それが本当にうれしかった。

月組でのえみくらちゃんは、あんまり恵まれていたとは思えないけど、彼女の本質は、兄をも包み込む母性だった。トシ、大好きです。

 

カンパネルラのゆうかちゃん。

ちょっとお歌は弱いけど、そこにいるだけで神聖。

現実離れしたカンパネルラの最期のセリフが、ゆうかちゃんの口から出るときに、こちらは嗚咽するほどの、、、、、。

 

さて、そろそろ行きましょうか。

 

■■■ネタバレというか、見る前には読んでほしくない部分が始まります

 

ザネリですよ、ちえちゃん。

原作とは違って、ラスト、ザネリが改悛します。

みんな並んで歌を歌います。

千秋楽の映像なのかな?

 

もう、ザネリが号泣しているの。

いや、そこには柚希礼音つまりちえちゃんが、うわんうわん泣いているの。

ねったんがそれに気づいて多少苦笑するくらい。

 

ちえちゃんのザネリは、まだ研3らしい荒削りで下手っぴな、またそこがいいザネリです。

ダンスシーンはソロをいっぱいもらっていて、卓越した才能をいかんなく見せます。

 

いわゆる御曹司だけど、あの泣き方。

本当にまっすぐで素直な人となりが、溢れ出る。

それはザネリとしてはどうかと思う。

でも、魅力的な舞台人としての柚希礼音が、まさにそこにある。

 

号泣するちえちゃん。

ダンスが上手いから御曹司なのではない。

そこにいる人に、目が離せないからスターなのだ。

 

それを教えてくれたのが、「イーハトーブ夢」のちえちゃんなんです。

 

あのハートがあるからこその、その後の大人気。そして、現在の順風満帆な舞台人としてのキャリア。

 

星組は、いつもやりすぎちゃう。

それどうなの?って言う人もいる。

 

でも、溢れ出るものを、抑えない。

その湧き出るものを受け取るのが、私は好き。

ほんのちょっと映るだけのシーンだけど、そこを見ると、いつも舞台の素(もと)は、素(す)にあるんだなと思います。

 

この作品、何度も見てください。何度目かに、蓋みたいなものが開いて、あとはいろんな溜め込んだ不純なものが涙といっしょにいっぱい出て、すっきり生きていけるでしょう。

 

今年はいい年でした。

いや、私に起きた事実を列挙すればひどい年でしたけど。

でも、12月30日に「イーハトーブ夢」が放映されるだけでも幸せだし、一番宝塚で好きな作品が久々に「阿弖流為」で上書きされたのも、幸せです。私、どれだけ岩手が好きなんだ。ちなみに東北に縁者はいませんし、親戚は関東と関西です。でも何かあるんだろうな。

 

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