江戸川学園取手中学校で出題された流水算の問題を見てみましょう。
例題)
静水時の速さ(船本来の速さ)が時速18㎞の船が川の上流のA町から川の下流のB町まで下るのに4時間かかります。ある日の上り(B町からA町)は故障のため船の速さが故障していないときの2/3になったので、8時間かかってしまいました。次の問いに答えなさい。
①この川の流れの速さは時速何㎞ですか。
②A町からB町までの距離は何㎞ですか。
③船が故障していないとき、B町からA町まで何時間かかりますか。
解答)
①時速2㎞
②80㎞
③5時間
解説)
A町とB町の間を下りにかかった時間と故障時に上りにかかった時間との比は4:8=1:2になります。これは同じ道のりを進むときの速さの比と逆比になります。つまり、下りの速さと故障時の上りの速さの比は、2:1になります。
また、故障したたため静水時の速さは、18×(2/3)=12㎞になっています。
下の図を見てください。
①上の図で、②ー①=①=6㎞+流れの速さ×2 になります。
また、①+流れの速さ+6㎞=18㎞になりますから、
6㎞+流れの速さ×2+流れの速さ+6㎞=18㎞
12㎞+流れの速さ×3=18㎞
流れの速さ×3=18㎞-12㎞
流れの速さ=6÷3=2㎞/時になります。
②下りの速さ=18+2=20㎞/時になりますから、
AB間の距離は、20×4=80㎞になります。
③故障していなければ、上りの速さは、18-2=16㎞/時になります。
80÷16=5時間になります。
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