投影図とは立体を、正面からの図(立面図)と真上からの図(平面図)で表したものです。立体を平面で表したものなので、見方によっては曲線が直線になり、曲面が平面になったりします。下の図を見てください。投影図と見取り図を直方体(左側)と円柱(右側)で描きました。
直方体はいいのですが、円柱は立面図が長方形になり、曲面が平面になっています。
下の図では、四角すいと円すいです。ここでも円すいは立面図では二等辺三角形となり、曲面が平面になっています。
下の図を見てください。2つの投影図を描きました。左側の投影図の平面図(上から見た図)には真ん中に直線が入っています。
この線は、図形がこのように見えるからで、右の図形にはありません。
上の図の投影図を見取り図にしたのが下の図です。
どちらも三角柱です。左側は底面が二等辺三角形、右側は底面が直角三角形になります。
それでは、下の図の投影図の立体の体積はどうなるでしょうか。
上の図を見取り図にすると、下の図のようになります。
直方体の上に、三角柱が乗っているような図形です。
体積は、直方体+三角柱です
4×4×2+4×4÷2×2=48
48㎝³です
問題)
下の図の投影図の立体の体積はいくつでしょうか。正面から見ても上から見ても正方形に対角線が書かれています。
解答解説は次回