以前、こちらのブログで書かせて頂いたのですが

 

更年期に入ってから

 

パニック障害をかなり長い間患い

 

治った照れ

 

と思ったら

 

いきなり更年期うつ病になりました。

 

それは本当に突然の出来事だったのです。

 

いつもと同じように眠りについた私は

 

真夜中に目が覚め、そのまま眠れずに朝を迎えました。

 

そして、自分の中で最も大きな変化が訪れたのです。

 

「何もしたくない」

 

こんな風に思ったことは

 

記憶をたどってもありませんでした。

 

パニック障害になった時でさえも

 

「仕事に行きたい」

 

「早く元気になりたい」

 

と思っていたのに

 

やる気がなくなったのは初めての事だったので

 

かなり戸惑いました。

 

そして

 

理由もなく

 

「死にたい」

 

と言葉にしてしまっていのです。

 

眠れずに今まで感じたことがない深い沼にはまった様な

 

不快な感覚。

 

私はすぐさま担当医のいる病院に受診しました。

 

私「うつになりました。薬をください」

 

担当医「え?うつの人って自分からうつになったとか

    言わないけど」

 

私「これは完全なうつです。

  夜眠れませんでした。

  それに、生きているのが嫌になっています」

 

担当医「確かに。

    ふくちゃんがそんな風に思うなんて

    おかしいね」

 

実はこの担当医は私が看護師になってから

 

新米医師として入り

 

点滴のつめかた、刺し方、床ずれの処置など

 

手取り足取り教えた人。

 

一人前の医師になってから少し天狗になって

 

イライラすると処方箋を破ったり

 

カルテを雑に置いたりしていたので

 

その度にきつく注意していたのです。

 

普通でしたら、嫌われるのだろうと思うのですが

 

あまり人に怒られたことがないお金持ちのボンボンだったせいか

 

担当医「悪いところ注意してくれて嬉しい。

    いつもありがとう」

 

となぜかニコニコして私にくっついてきていました。

 

それでも、時々、気に入らない事があると暴言を吐くので

 

私「看護師はあなたの家来ではなく

  お互いに尊重し助け合いながら

  働く仲間です。

  次に同じ事をしたら許しませんよ!」

 

などと叱ったこともあったのです。

 

そんな私の性格をよく知っている医師なので

 

うつ病になった私を見て悲しそうな顔をしていたのが

 

とても印象的でした。

 

私「できるだけ早くこの状態から抜け出したいので

  なるべく早く効果が出る薬をください」

 

担当医「ちょうど先週、うつ病の患者さんに

    出した薬があるからそれを使ってみない?

    1週間でスッキリしたと言ってたよ」

 

それは、リフレックスという薬で

 

最初の3日間は頭に膜がはったような不快感があるけれど

 

4日目からスッキリ気分が晴れると教えてくれたのです。

 

眠くなるので、その日の夜から飲み始める様に言われ

 

病院を受診後に歯を食いしばって笑顔を作り

 

何とか仕事を終わらせ

 

夕飯を食べてから内服をしてみました。

 

すると言われた通り

 

飲んで1時間後には頭に膜がはったような感じになり

 

ウトウトしてきたのです。

 

その日の夜、眠れたのは3時間。

 

次の日は、5時間眠れ。

 

3日目には膜がはった感じもなくなり

 

6時間眠れました。

 

しかも、やる気が奥から湧き出てきて

 

灰色に見えていた景色に色が出てきたのです。

 

けれどそう簡単に治るわけでななく

 

もう大丈夫かなと思った時に飲むのをやめたら即再発。

 

これよくあるパターンらしいです。

 

実は、セロトニンの取り込み方を脳が覚える前に

 

薬を飲むのをやめると

 

また体内のセロトニンが減って

 

同じ状態になってしまうのだとか。

 

それだけでなく、この薬が太る太る。

 

もともと太りやすい体質なのですが

 

中年太りと重なって

 

あっという間に8kg増。

 

薬をやめても結局、ほぼほぼ痩せないと言いますか

 

完全な中年太りに突入しました。

 

けれど、ダイエットしてまた再発するのは嫌なので

 

ぽっちゃりのままでいいかなと

 

思える様にもなってきました。

 

うつという病気を経験をして

 

私は、うつ病の人達がどれだけ苦しんでいるのかを

 

身をもって体験したのです。

 

「生きていたくない」

 

「何もしたくない」

 

何をしていても楽しくなくて

 

ただただ、生きているのが辛いだけ。

 

何で生きているのかさえも分からなくなってしまう

 

この病気は本当にロクなものじゃないですね。

 

今もうつ病で苦しんでいる皆様に

 

早くお体に合う薬が見つかり

 

少しでも気持ちが楽になりますように。

 

そう願わずにはいられません。

 

きっと魂が綺麗なので傷つきやすい心持っているだけ。

 

セロトニンが作りにくい体質なのは

 

人に気を使い過ぎてしまい、優しすぎるから。

 

「自分は生きている価値がない」

 

なんて思っているのはあなたの本心でななく

 

病気があなたを騙しているのです。

 

辛く苦しい、まるで底なし沼に足を取られてしまった様な

 

気持ちが痛い程、わかります。

 

どうぞ、あなたがこの世で大きな役割を持ち

 

愛されている存在だとわかる日が早く来るように

 

願いを込めて、今文字を打っています。

 

このブログから良いパワーが出ますように。

 

この世からメンタルの病気がなくなりますように。

 

強く強く願います。

 

今回も最後までお読み頂きまして

 

ありがとうございますニコニコ愛