「余震があったら自己責任で安全を確保して下さいね。」という先生のことばと共に始まったケアマネ基礎研修最終日の講義。
国分寺の美容学校を借りての講義でしたが、トイレの床のタイルがはがれており。
それが時間の経過と共にどんどん範囲を広げていき。
茗荷谷の研修場所は、屋根の一部が落下したとか。

余震と、帰りの電車の心配をしながら、グループ討議が続きました。
とりあえず最終日だからでしょうか、みなさんいつもより力が抜けており、それぞれの職場の現状や本音がたくさん聞けました。
達成感&解放感がMAXに達するのは、修了証を手渡される時♪

あ"-、私は5日間の初日を不慮の体調不良で欠席してしまったので・・・たった一日だけ認めてもらえる振替講義が残っており。みなさんのようにはスッキリせず帰路につきました。

中央線、横浜線、そしてバス。
そのバス停でものすご-く嬉しい光景を目にしました。「あれ?ほんと?」って一瞬考えてしまったくらい驚きました。

いつかもブログに書かせて頂きましたが、近所に電動車いすを使っているお年寄りがいらっしゃいます。気持ちのいい晴れの日には、よくお一人で散歩に出掛けているようでした。
雲ひとつない空を愛しそうに仰ぎ、それはそれはしあわせそうな笑顔を浮かべてらして。
ただ道ですれ違うだけの私にも、しあわせが届いてきて。
その方がご家族と外出。あれれ?自立歩行してる。

そうなんです。
私が出逢う時はいつも電動車いすだったその人が、T字杖を使っているもののしっかりと自立歩行をなさっており、段差も問題なく、少し距離があるバス停からご自宅までの緩やかな坂道をご家族と一緒に歩いていらっしゃる。

あの頃と変わらぬ穏やかな笑顔。
あの頃と変わらぬ青空。

仕事柄、リハビリの辛さはたくさん見てきています。
お年寄りの心身状態が低下する様子は散々見てきましたが、ここまで向上するケースはほんのわずかだということも知っています。
諦めてしまう人たちは散々見てきましたが、諦めない人たちとの違いが何なのかということも知っています。

春のやわらかい日差しの下、しあわせ♪ をありがとうございます。