入院十三日目 | 小細胞肺癌 闘病記

小細胞肺癌 闘病記

声を失って、初めて肺癌だと知った父。余命半年。
告知までの日々、告知からの日々を残してゆきたい。



今日は父の元へ
行くことが出来なかった


夜母との電話で

悲しい知らせがあった


モルヒネが
2.0から3.0に増量になり
だんだんと
目が開けられなくなってきたと、、
聞こえてはいるけれど
つぶってしまう。


発語も
もう何を言っているのか
聞き取れないような感じ

たんが増えてきて
むせたり
咳き込んでしまう

身体の酸素が足りなくなっており
90をきってしまうため
鼻からの酸素が始まった


昨日
会った時も
厳しい兆候は出ていた、、

一瞬私が誰かわからなくなった

「はじめて来た方ですか」


 「ここは何階ですか」


そう、父に言われた


父のせいではない
病気や薬や精神的なものだ、、


母が電話越しで
泣いているのが
わかった