アイスプラントは、南アフリカ原産のサボテンの仲間の野菜。
ハマミズナ科センブリアンテマ族 学術名はクリスタリナム。
日本では、バラフという名前でも販売されています。プッチーナなどとも呼ばれ、フレンチではよく使われる食材です。

通年を通して栽培できる野菜で、2月~3月に種まきをして6月~7月に収穫
秋まきは、冬の収穫ができます。

 
味  :  ほのかな塩味がするので、塩やドレッシングも少なめに使用したいですね。
味は癖がなく、食感を楽しみたい食材です。
食感を楽しむには生食がおすすめです。
ほのかな塩味は、野菜のミネラルの味です。現在は光LEDを使って塩分を控える育て方も研究されています。

栄養:
カルシウム、ミオイノシトール、クエン酸、リンゴ酸、ピニトールが含まれています。
普通の野菜には含まれていない、ミオイノシトールは、中性脂肪の増加を防止する効能があるといわれ、ピニトールは、血糖値を下げる効果があるといわれています。
  
表面の粒粒したクリスタルのようなキラキラした粒は、
ブラッダー細胞といい、乾いた環境下、塩分の強い環境下でミネラルを吸い上げ細胞の中にミネラルを貯めます。
海水ほどの強い塩分でも育つことができ、火星で人間が育てる野菜としても候補にあがる野菜です。

他にカルシウム、リンゴ酸、クエン酸も含み、 リンゴ酸、クエン酸は体内の乳酸を分解する役目をするため、疲労回復にも期待されています。
また、βカロテンもレタスの3倍程度含みます。体内でビタミンAに変換され、抗発ガン作用、免疫賦活作用が期待されます。 髪の健康維持、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、喉や肺などの呼吸器系統を守る働きも期待されるため、抗老化作用(アンチエイジング効果)があるとも言えますね。


レシピ:簡単なレシピを3つご紹介します。天ぷらや和え物、サラダはもちろんの事、旬の素材と合わせて使ってみませんか?
 
:アイスプラントと苺と新たまねぎのマリネ:1人前 240Kcal 塩分0.8パーセント
春の香りのする甘酸っぱいイチゴのビタミンCとキレート作用。
新たまねぎの血液サラサラ効果。アイスプラントの効能と合わさってヘルシーなマリネの完成です。
材料4名分:アイスプラント1パック、いちご5個、新たまねぎ1個、
エクストラバージンオリーブオイル50cc、穀物酢30cc、醤油小さじ1

作り方:1、アイスプラントは、食べやすい大きさに、いちごは3枚にスライス、新たまねぎは薄くスライスする。
2、エクストラバージンオリーブオイルと穀物酢、醤油を混ぜる。
3、1の野菜を2のマリネ液に漬ける。

 

アイスプラントのおむすび:食感と塩味を楽しみませんか?変わったレシピを作成してみました。
材料:1個分 ご飯130g、アイスプラント5枚程度、赤シソ梅酢漬け1枚*画像は雑穀入り玄米です。
作り方:1、アイスプラントと赤シソの葉っぱを合わせてみじん切りにする。
2、1とご飯を混ぜる。   3、おむすびにする。

 
アイスプラントの生ハム巻き:1人前272Kcal  塩分1.7パーセント
生ハムの他にサーモンやかぶの塩漬け、サラミなど、お好みで巻いてください。
クリームチーズの他、ゴマ豆腐、豆腐、などを水切りしたものでも美味しくいただけます。

材料4人分:アイスプラント1パック、生ハム10枚、クリームチーズ大さじ10
作り方: 生ハムでアイスプラントとクリームチーズを巻く。

他にもザブジにしたり、パスタにしたりとレシピはたくさん思いつきますね。
食感を楽しみましょう♪