トヨタ・クラウン カーオーディオの音質アップ
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、トヨタのクラウンです。
マルチビジョンの専用ナビオーディオ付の状態で入庫となって、
以前ベーシックパッケージとドア2面の防振をして頂いていました。
ツイーターはピュアディオブランドのATX-25です。
その後もう一度入庫して頂いて、ドアのセメントコーティングと、アウターバッフルを追加して・・
ドアにピュアディオブランドのISP-130を取付けて音質アップを図りました。
今回は3度目の入庫で、ドアスピーカーをZSP-LTD15に交換しました。
スピーカーのサイズは互換が利く様になっているので、
10分もあれば交換出来るのですが、スピーカーを替えるとピュアコンの値が変るので、
あれこれと値を変えて、最もマッチングする組合せを探らないといけません。
ZSP-LTD15になってパーツの点数も増えて、
合計8ピースのパーツをあれこれと交換して音を追い込みます。
左横に出そうな値のパーツを持って来ておいて、1時間以上はあーでもない、
こーでもない、と番数を上げたり下げたりして、
クラウンのクセのある純正オーディオの音でナチュラルな音になる様に、
普通では使わない値をあらかじめ用意していたので、それがピタッとはまりました。
3トーンもほぼ動かさなくてもバランス良く鳴っていて、
昭和の懐かしい音源から最新の録音の楽曲まできちんと鳴らせる様になりました。
お客様は県外から来店されていて、取付けの間は地下鉄で博多駅の方に行かれていて、
自分はイベントで博多駅に行っておかないといけないのを午前中は長男に任せていて、
クラウンの調整が終わってから地下鉄で博多駅に向かいました。
イベント会場に行ったらちょうどクラウンのお客様がピュアディオブースに来ておられて、
「きちんと調整が終わったので来ました。」と言ったら、そのまま福岡店に向かわれました。
お客様から「ISP-130とZSP-LTD15の一番違う所はどこですか?」
という質問を頂いたのですが、
自分は「ISP-130は通常のカーオーディオで使う材質で作っていて、
ZSP-LTD15はスタジオ用で使っている材質なので、そこが価格の違いです。」と答えました。
お客様が予測されていたよりも良い音だっつたそうで、
時間をかけてクラウンのオーディオの妙に明るい部分のクセを無くす様に
セッティングしたのが良かった様です。
追伸
クラウンのマルチビジョンオーディオにはセンタースピーカーが付いていて、
ここを全く鳴らさないと音が物足りなくなり、
ISP-130でちょうど良かったレベルに下げていたのが、
ZSP-LTD15でスピーカーの間にステレオ効果で浮き上がる音が増えて、
そこを適切なレベルまで下げたのが最終的な音の決め手となりました。