「わたしが教えてあげる」
「何を?」
「ギターの弾き方に決まっているでしょ?」
でも、彼女、全裸で、
僕のベッドに寝転がっています。
そんなの、目にしたら、
ギターどころじゃないですよね?
13歳の僕は、
彼女のおっぱいが揺れるたびに、
僕まで揺れてます。
僕が揺れると、
彼女が笑って、またおっぱいが揺れます。
それで、僕らは、ずっと揺れているんです。
「やさしく抱いてね」
「え! いいんですか?」
「抱かなきゃ、弾けないでしょ?」
「何を?」
「ギターよ」
でも、買って、届いたはずのギターも、
見当たりません。
「僕のギターは?」
「だから、わたしよ」
「わたしって?」
「だから、あなたのギターだってば」
何度も言いますけど、どう見ても、
人間の女の子です。
僕より年上の、15歳くらいです。
それなのに、
甘えるように、腕を開きます。
「ほら、抱いて?」
もちろん、13歳の僕は、
女の人を抱いたことなんてありません。
「したこと、ないんだけど?」
「やさしくしてくれたらいいのよ」
それで、やさしく彼女を抱き寄せました。
しっとりとして、やわらかいです。
裸の肌が、吸い付きます。
「ここに、穴があるでしょ?」
彼女が脚を、女という字のように、
開きます。
「この穴のところを、
やさしく撫でてみて?」
僕の右手首を握って、
下へと、降ろします。
僕の方が、とまどいます。
「・・・いきなりですか?」
撫でてみると、彼女が甘い声を響かせます。
でも、ギターの弦の音色なんです。
ー つづく ー
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