トランポリン | よねちゃんのつれづれ便り

トランポリン

小さい頃、通っていた訓練施設に大きなトランポリンがあった。

ひとりで、時には数人でトランポリンの上で飛び跳ねた。正座の状態でちょっとでも身体が上に浮いたような感じがして楽しかった。

小学3、4年生の頃まで、家にあった茶棚の上によじ上ってお菓子を取り、茶棚から床に下りていた。

今となっては、どうやって上っていたのかすら覚えていない。

今、ようやく両手と両足を一緒に出して這う事が出来るようになった。私にとって「這う」事は障害を持たない人にとって「歩く」事と同じ事だ。

それでも、両手と両足が一緒に出せるのは1周か1周半がやっとで、それから右手のしびれが強くなり、また片方ずつ手を出す。

ここまでくるのに半年かかった。しびれが取れたら、もっと楽に這う事が出来るだろうと思う。

まだ希望は捨てたくない。

数日前、リハビリでバランスボールを使ってトランポリンの上みたいに跳ねる訓練をしている人を見て、小さい頃の事を思い出したり、考えたりした。