いいヤジ、悪いヤジ | よねちゃんのつれづれ便り

いいヤジ、悪いヤジ

21日午前の参院本会議で、鳩山由紀夫首相が地球温暖化対策基本法案の答弁に立った際、野党議員とみられる女性の大声で「ルーピー」とヤジを飛ばされる場面があった。「ルーピー」とは、米紙ワシントン・ポストが4月に首相を酷評する際に使用した言葉で、「愚か」「気が変な」などと訳される。首相をルーピーと書いた同紙記者は「現実と変に遊離した」という意味だと解説している。
(5月21日付 iモードニュース『産経新聞』より)

このヤジを飛ばしたのは、数年前までニュースを伝えていた元アナウンサーの女性議員。

伝える側の時には少なくとも客観報道を心がけていたはず。

だからこそ、「ことば」の重みは分かっているはず。英語であっても、差別的発言は慎むべきだ。しかも発言した相手が敬意を払うべき総理大臣に言ったというのだから驚きである。

この議員は、しばらく前、「愚か者!」発言をして、話題となった方だ。

ある番組で、「愚か者!」発言の時に、VTRを見て、コメンテーターらしき人が「“間”を読み、声が良く通っている」と評されていたが、良し悪しである。

相手の立場を考えたら、言えないはずだし、その場の雰囲気にのまれてしまったという言い訳は通用しない。


重鎮の国会議員が、新人議員研修会か何かで「いいヤジ、悪いヤジがある」とおっしゃっていたが、「夫婦けんかは犬もくわない」だとか、その昔には「火事とけんかは江戸の華」なんて言われていたらしいが、相手を鼓舞するヤジならまだ許せるが、単なるヤジなら小学生以下だと思う。

こんな人こそ「仕分け」すべきだ(そんな事をしたら何人残るか不安にもなるがガーン)と思うのだが。