経験出来る機会を与えられる事も自分で機会を広げる事も大事! | よねちゃんのつれづれ便り

経験出来る機会を与えられる事も自分で機会を広げる事も大事!

難病を患った女性が車いすで支援者の皆さんや交流のある子どもたちと一緒に富士登山に挑戦するという。

車いすで富士登山なんて考えた事もなかった。

でも小学校の時に近くの山に登るという強歩会という行事があった。

私は歩けないのだから、そういった行事に参加する必要はなかったのかもしれないけれど、クラスのみんなと同じ経験がしたかった。だから、担任の先生や親におんぶされてでも参加した。


自分も参加する事が当たり前だと思っていたし、歩いているみんなが足が痛くなるように、おんぶされている私も股が痛くなったりしていたが、今思えば、みんなと同じ行事に参加する事に意義があるとどこかで思っていたのかもしれない。

今、同じ事をするかと言われたら、自分の体力や周りに迷惑をかけてしまうと思って「行きません」と答えているだろう。

でも、一方で、もし、今、そのままサラリーマンを続けていたら、自分でテレビ局や新聞社に話を聞いてもらったり、企画を提案する事はきっとなかっただろうと思う。

五体満足に生まれていたら、気づかない事もあっただろうし、身体が不自由だからこそ、気づく事もあり、自分だからこそ出来る事もあるはず。

もちろん、身体が思うように動かない事で歯がゆい思いもいっぱいしているけれど。

きのう、知人の方とこんな話をした。

「電動車いすでお遍路さん参りしたら、多分誰もやった事ないだろうから、珍しがられるでしょうけど、普通の方でも足にマメを作ったりされるし、階段も当然あるから無理でしょうね」と。

でも経験出来る機会を与えられる事も、自分で機会を広げる事も大事だと思っている。