大リーグと成果主義 | よねちゃんのつれづれ便り

大リーグと成果主義

元広島の黒田投手が大リーグのドジャースと3年で40億で契約した。

黒田も「投げる前から高く評価して頂いて光栄です」と語っていたが、来季から同じ大リーグのカブスと契約した元中日の福留はそれ以上というから驚きだ。

日本選手の年俸と比べたら3倍以上だ。生涯現役選手として活躍出来る訳ではないのだから、それを考えれば現役を退いても生活していくだけのお金を稼がなければいけないのは日本も外国も同じだ。

日本のプロ野球よりも大リーグのほうがより成果主義が徹底している。それこそ待遇さえ開きもある。

落合博満選手の年俸が1億円を超えた時、大きな話題となった。

私が前の会社に勤めていた時、途中から年功序列制から成果主義が導入されるようになった。その時から周りの人達がライバルに見えた。でも自分がこなせる仕事の量には限界がある。成果主義のメリットもデメリットも否応なしに感じた。たとえ、無理をして身体を壊しても会社が責任を取ってくれる訳じゃない。私は身体の事もあったが、精神的な事、その他いろんな事情があって、会社から“肩たたき”を受けた。

その会社を辞めた後、正直ホッとした。

そしてそれからしばらくして“第二の人生”を歩み始めた。

決して楽しい事ばかりではない。多少なりとも駆け引きをしたり、自分からアプローチをかけたり、文書や電話で自分の思いを伝えたり…。そんな活動を繰り返しながら、少しずつ人脈を広げてきた。人脈だけはお金では買えない。

そして自分の思いがいろんな人達の力を借りて“カタチ”になった時、達成感を感じる。もちろん責任も伴うけれど。

決して好きなだけでは出来ない、でも好きじゃないとやろうと思わない。また、情熱がなければ出来ないし、だからといって情熱だけで動かせるものでもない。でもそれらは自分の生活に跳ね返ってくるし、ひいては、高齢になれば誰もがぶつかる問題だと思うから、多くの人たちに「伝えたい」「知ってもらいたい」との思いが強い。

話はもとに戻るが、日本人選手の年俸でさえ、多くの人たちが一生働いても手にすることが難しい金額。宝くじにでも当たらない限り。庶民にとっては夢のような金額だ。