桜をみながら | よねちゃんのつれづれ便り

桜をみながら

ふたり約束したあの頃のままで♪

桜色舞う頃、私はひとり♪

リハビリからの帰り道、窓から見える桜の樹が満開近くとてもきれいだ。日本に生まれて良かったと思う。

しかし、桜にまつわる歌って楽しい歌より切ない歌の方が多いのか?

リハビリに行く時と帰る時、いつも車いす用のボタンの付いているエレベーターに乗る。

エレベーターよ、早く降りて来い、と祈るような自分の気持ち。

が、その思いとは裏腹に、彼女の声が食堂の方から聞こえてくる。

7年前、彼女に手紙で思いを2度伝えたが、Noの返事。

その後、別の病棟に移り、廊下で彼女とすれ違い、こちらから挨拶するも会釈すらしない完全無視。

「挨拶もしきらんとか!」と思わず声を荒げてしまった。

終わる時にいい終わり方をしていないなあと、今でも思う。

たまに廊下ですれ違ってもお互い会釈が精一杯。本当は笑顔で「元気?」って、声掛けあえるのが理想だけれど。

案外、相手はドライに考えていて、もう何とも思ってないのかもしれないけれど。

満開近い桜を見ながら、少しせつない気持ちになった。