されどテレビ | よねちゃんのつれづれ便り

されどテレビ

先日、取材を受けたものがテレビで放映された。九州・沖縄地区で放映されたため、自分の住んでいる地域はもとより、遠く鹿児島から、「自分が経営している民宿を見にきてほしい」と依頼されるなど思わぬ反響に驚いていると同時に、改めてテレビの影響力の大きさを感じている。

朝、家を出発するところから、今回の取材の目的であるホテルのバリアフリールームのチェックの様子、そしてインタビューなど撮影に4、5時間かかり、更に放送数時間前にも電話で聞かれた事に対して答えた。聞けば、まだ編集中だと言う。また確認したい事があれば電話すると言われ、その日に限っては、いつ電話がかかってきてもいいように携帯電話を手放せなかった。報道だけになおさら万全を期すということなのだろう。

放送時間は約5分。されどテレビ、されど5分である。

テレビであれ、ラジオであれ、生放送であれ、収録であれ、自分が情報発信者となる場合、特に気を遣う。

私はタレントではない。しかし公共の電波で何かを伝える以上、毎回、ある種の責任感を感じている。周りからはそんなに考えてなくても良いと言われる事もあるけれど。

いつの頃からか、「伝えるとは何か?」を考えるようになった。

でも「出来るだけ自然体で、平常心でいる事」を心がければ、もっと本来の自分が出せるかなと放送されたビデオを見ながら思った。

また情報番組でヤラセが起こった。番組を見極める事が私たち視聴者に求められているのだろうか。

もっと番組制作の側にも公共の電波を使って情報を発信しているという認識を強く持ってほしいと思う。