正月らしさ
三が日の間に友人がお母さんと一緒に遊びにきた。
その時の話。
「だんだん伝統のものがなくなっていくね」という話が出た。
正月らしさが感じられなくなってきていると言うのだ。
小さい頃は家の玄関にしめ縄を飾ったが、最近あまり見かけなくなったし、
お店も元旦から開いていて、食べたいものが手に入る、
そのうち、おせちもなくなるんじゃ、なんて言葉まで飛び出した。
これから、作り方が分からなくなっていく世代が、どんどん増えていくからだ。
おせちは作るものから買うものへと変化し、年賀はがきもだんだん発行枚数が減っている状況にある。
確かにメールは日本全国数秒のうちに届くので便利だが、なんだか味気ない気がする。
1月7日は七草で、胃を休めるという意味や、冬至の日にカボチャやゆず湯に入ると一年中風邪をひかないといった
意味合いがある。
どんなに時代が変化しても四季折々のこういう伝統的な行事は、大事にしていきたいし、
いつまでも引き継いでいかなければと感じている。