今月に入るまで、ちゃんと知らなかったんです。
なぜうちの息子たちが、私が見せていないはずのアニメ『鬼滅の刃』のことを知っていて、主題歌の紅蓮華だって普通に歌えるのか。
なぜ、こんなに日本中で流行っているのか。
何がそんなに人気で、人を惹きつけるのか。
先週の地上波放送を相方が録画していて、この際だから、子どもたちと一緒にじっくり観賞しました。
そこから感じたこと…少し語らせてください。
*主人公・炭治郎がやさしく強い!
親兄弟を無残に殺され、ひとり生き残った妹・禰豆子(ねずこ)は鬼になり、そんな状況で(ある意味否応なく)鬼狩りとなる道を選んだ少年。
つらく苦しい修行を重ね、鬼殺隊に入って鬼を倒すという数奇な運命を辿る炭治郎ですが、次々と鬼を倒しながらも、倒す対象の鬼も元々は人間だった…と情けをかけたりする優しさも垣間見えます。
たくさんいた兄弟の長男だからか、しっかり者だし、自分より弱い存在を守る意識もすごい。
その分、いろいろ気負ってしまうよなぁ〜と、長女生まれの私としては、見ていて切ない。
自分と同じように大切な人を鬼に殺された男性に対し『失っても、失っても、生きていくしかないです』と諭すシーンは、なんかいろいろ思い出しちゃって泣けたなぁ…
*脇を固めるキャラが秀逸!
金髪でいつもは弱々しくビビリのくせに、いざとなると一撃で鬼を倒す善逸や、闘争心が強く猪突猛進で負けず嫌いな伊之助など、他にもたくさんいる魅力的な脇役に囲まれている炭治郎。
特に、ビビリの善逸と一緒のときは炭治郎の強さが、乱暴な伊之助と話すときには炭治郎の優しさが際立つ感じになっている描写が、わかりやすくて秀逸だなぁと思います。
ちなみに私、胡蝶しのぶの柔らかに毒を吐く話し方に憧れております(笑)
間違いなく、自分には出せない要素だもんなぁ。
*鬼にも鬼なりに事情がある
悪役として炭治郎たちに倒される鬼にも、そこに至るまでの人生(※大概の鬼は元々人間だった)があり、守るべき人や心に負った傷もあるということが、鬼が絶命する間際に描写されていたりします。
だからといって、観る側としては、それほど鬼に感情移入しなくて済むくらいのバランス感覚で描かれており、普通に娯楽作品として楽しむ中で、どんな人にもそれなりに事情があるものだけど、やっぱり悪いことはしちゃいけないよねということを自然に学べるんですね。
うちの息子たちにも、このへん、何となくでいいから理解してほしいなぁと思いますが、5歳と3歳には、さすがにまだ難しいかな?
…以上、ざっくり簡単に書いてみました。
ご覧になった方々なりに思うことがあると思いますし、身近にどハマりしている友達も、食わず嫌いしている友達もいます。
でも、単なる勧善懲悪ではなく、一人ひとりの心情を丁寧に描き、子どもを惹きつける派手なアクションも絡めてスピーディーに展開するストーリーは、どっしりと見応えがあります。
そういう意味で、大人も十分楽しめる作品だし、流行るべくして流行ったコンテンツだと思うので、話題についていくのにご覧になるのもアリだと思います!
今ちょうど映画も公開中ですから、観にいける人は、我が家の分までぜひ(※うちは二男を連れて落ち着いて観賞するのは無理なので…)どうぞ!
さーて!
全く話は変わりますが、本日、ハーブシロップ作りの会です。
どんな感じだったかは、あとでレポ記事を書くので見てね