何かしながら音楽を聴くのであれば、正直iPhoneで音楽を楽しめばいい。

色々なものを手に抱えるより、かえって手ぶらの方がいいからです。

これだけデジタル配信が普及していて、日本の住宅事情から言って、物の置くスペースの問題を解決してくれるし、捨てるときの手間も省けるのだから、ダウンロードやストリーミングした音楽を楽しんで、後は電子チケットでライヴに行ってさえいれば、万事うまく流れるからいいじゃないか、そう思う方、実際にはそう言う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、デジタル配信が普及しても、本や雑誌は世の中から消えない。

無論、CDやDVDは消えないどころか、まだ根強くアナログ盤も世の中に残っている。

何でわざわざ面倒なことをするのかと思う人は少なくないと思います。

よくよく考えてみて、自分一人だけの空間で音楽を聴くとき、また本を読むときに、iPhoneを眺めていたり、iPhoneから流れてくる音を聴いているだけの生活で始終する生活。

また、人間関係においても、ガチで話すより、チャットで話すだけの生活。

本当にそれだけでいいのですか?

これから話すことと、どちらの方がいいのですか?

まずガチで人と話すこと、人は会話をするときは話している言葉だけ聞いているのではありません。
言葉の抑揚や身振り・手振り、顔色等からその人の持っている雰囲気や着ている服装、トータルで見ている。
また言っていることに疑問があったら本人にすぐに聞けばいい。 
言ってみれば心の交流が出来る。

CDや本。

アーティストや作者が自分の想いを持って作品化して行く。
そこには音の聴こえる部分、文、漫画のイラスト、写真の目に見える部分以上に行間からその作者の主張がしっかりと伝わる。

そこにはある程度の手間をかけるだけの時間と空間が必要が生じる。
空間って言っても、自分がいつもいる部屋にいるときとか電車のシートに座ったときとか、車を運転しながら本を読むことは出来ず、自分がゆとりを持って使うことが出来る空間を指していて、人によっては本をビニール袋に入れてページをめくるときに濡れないようにして、お風呂の中で本を読んでいる人もいるかもしれない。 

また、人によっては本や写真集に何か書き込んだりする人もいるかもしれない。

この行間を聞いたり、読んだりする空間こそ、その人にとって大切なスペースなのかもしれない。

そこで色々と考えて何か考えるきっかけになって行くように思う。

やっぱり自分の好きなアーティストの作品って手元にあった方が心の潤い方が全然違うし、熱量は全然違う。

ここでは書籍関係にしておきますが、自分の持っている本の中で一部だけ紹介すると、まずこの写真集。


この写真集の迫力はケータイからでは絶対にわかりません。写真家岸田哲平さんによる600カットの写真から感じられる熱量が大きいです。


この本はPIZZA OF DEATHのオフィシャルHPで連載している「横山健の別に危なくないコラム」から精鋭されたコラムが単行本化されたもので、ネットで読むより単行本の方が、健さんの残した足跡をしっかりと心に受け止めることが出来るし、配信以上に本の方が身近さを感じることが出来ますよね。


これはムック本ですが、インタビューや写真、ハイスタの一部の曲のスコア、また所有しているギターや健さんのお薦めCDなど、この本が健さんについて一番よくまとめられていていると思います。

それと、ブラフマン。


「BRAHMAN To Be Continued」は、BRAHMANの結成20周年のときに、BRAHMANのオフィシャルブックとして発売されたものです。

知られていないBRAHMANについて書かれた本ではなく、写真もふんだんに取り入れながらブラフマンの軌跡が一つ一つコンパクトにまとめられ、読みやすい本です。
ファンには必携です。


この写真集は写真家三吉ツカサさんの写真によるものですが、この本より小さいサイズの三吉ツカサさんのBRAHMANの写真集は毎回購入させて頂いています。

目で見るBRAHMANの記録で、まさにブラフマンのリアルを感じます。

↓の写真は2014年のTour 1080°でスタジオコーストのBRAHMANのライヴに参戦したときに三吉ツカサさんからサインをして頂いたものです。

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それと、バンドスコアも好きですね。
最後になりますが、僕はデジタルより本、CD、アナログ盤、DVDやBlu-ray、そしてライブハウスやフェスの方が人間性があって好きですね。
むろん、ネットでチャットするより、直接人と話す方が好きです。

そのときにもよるかもしれないですが、皆様はどちらかがお好きですか?

ただ、ネットで好きな所は人と人を繋ぐきっかけになる所です。

SNSはもろ、そうですよね。

それにこうしてブログを更新しているのもネットの力ですね。