グリーンステージ
フジロックで一番規模の大きいステージで4万人のキャパとされているが、実際のキャパは4万人より大幅に下回る。
グリーンステージは見た目、そこまで大きさを感じない。
自分にとってグリーンステージの魅力を3つ挙げます。
1.昼は快適に過ごせる所
フジロックの全ステージで昼間、雨でなければ、唯一寝転がってライヴを観られるスペース(言うまでもないですが、夕方以降のヘッドライナー枠の時間では寝っ転がるのはNGです。)
グリーンの後方の傾斜しているゾーンは割と快適に眠ることも出来ます。
自分がグリーンステージの前に行くのは自分の好きなバンドが出演するときやパンクやメロコアのライヴのときです。
2.リピートしてフジロックに行く元になったのがグリーンステージ
フジロックに初めて行ったのは2007年。
その後、フジロックの魅力にとりつかれ去年まで10回連続フジロックに参加しました。
そのフジロックの魅力に取り憑かれる元となったのが、自分にとってグリーンステージの3組のバンドのライヴでした。
気持ち良くライヴに臨むことが出来ました。
その3組のバンドは以下の通りです。
MUSE
KEMURI
YELLOWCARD
ジャンルで言えば、MUSEはハードロック+エモ、KEMURIはスカパンク、YELLOWCARDはメロディックパンク。
野外の大きいステージでパンク、ハードロックなどの激しいラウドロックのライヴを体感するのは、緩やかなサイケやポップ、EDMを体感するのと違った意味で、とても気持ちがいいものです。
いずれにしてもフジロックの全ステージで最も広いステージのため、場所を変えて、自分なりの楽しみ方が出来て、盛り上がり方は千差万別です。
3.音がいい
野外のあれだけの規模なのに、グリーンステージもホワイトステージも音はいいです。
何だかんだ言ってもフェスで音の環境はかなり重要です。
ライヴは体感するものとは言え、音楽を聴きに来ているわけですから、音がしょぼいとフェスとしては成り立ちにくくなります。
ホワイトステージ
ここのステージは1万5千人ほどのキャパですが、明らかにグリーンステージの裏ステージになっているように思います。
グリーンステージがフジロックの顔に対して、ホワイトステージはマニアックな所があって、特にそこに出演するバンドやアーティストのライヴを観に行く人の熱量の度合いが上がっているように思います。
ホワイトステージで最も思い出深いのは、2009年のBAD BRAiNS→PUBLIC ENEMYの流れです。
BAD BRAiNSは黒人によるパンクで、PUBLIC ENEMYはヒップホップではあるのですが、自分の印象から言うと、ハードコアも相当入っているように思います。
BAD BRAiNSのライヴはパンクスプリングを彷彿するくらいの激しいモッシュが起きました。
その流れで、PUBLIC ENEMYのラップコアへ行ったのは凄く高揚感があって良かったです。
レッドマーキー
レッドマーキーはデカいテントに中で5000人相当のキャパのステージ。
レッドマーキーはこれまで、MONGOL800、THE VINES、FEEDER、オノヨーコ、The Birthday、ザ・クロマニヨンズと思い出深いライヴが多いですが、一番の思い出は2008年の前夜祭ライヴで、告知なしでBRAHMANがステージに登場したときはマーキー内は騒然となり、そこで曲間なしに一気に演奏。この頃はまだMCなし。
熱いライヴでした。
フィールド・オブ・ヘブン
最もまったりライヴを楽しめるスペース。
もちろん例外はありますが、グリーンステージはトリの時間はごった返していて、移動するのに容易ではない場合が多いです。
フィールド・オブ・ヘブンのコンセプトがオーガニックでスローライフのような感じがしますが、ヘブンは自然の中でゆったりアコースティック感覚でライヴが楽しめますね。
わからないジャンルのライヴでも、そこに音楽を聴きながら過ごすことに幸福感を味わえます。
そこに、ファンタジー、幻想感も漂って来ます。
このファンタジーな感じを演出するために大量にシャボン玉を飛ばしている人が必ずいますよね。
一番の思い出は、やはりBRAHMANのアコースティック編成のバンドOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDのライヴです。
→「ステージ別で観るフジロックの魅力・後編」に続く。
グリーンステージ