今回の６カ国協議の結果．．．多くの我が国の国民が落胆しているかと思いますし、多くの諸氏が今回の酷い結果に憤りを感じ、コメントをしているので、ここで僕が書くことが二番煎じのようになってしまいますが、敢えて書かせてもらいます。
北朝鮮は まさに「ゴネ得」であって、「何か欲しくなったらまた何らかの手段で近隣諸国を恫喝したり、ゴネれば いいのだ」くらいに思っているのではないでしょうか！ 悪しき行為に、褒美を与えるようなものです。 勝手に「俺のところはミサイルもあるし、核もあるぞ～」って叫べば、北朝鮮に優しい中国や韓国、ロシアだけでなく、超大国の米国からまでも大量の重油相当のエネルギー支援をもらえるのですからねえ。 信じられない暴挙です。
米国にすればイラク政策等の失敗で政権が揺らいでいる中で、今回の「合意」はブッシュ政権の実績として自国民に示せるわけで．．．（勿論、米国国内世論も、批判的な意見が多いと聞きます。）。 我が国には何の得があるのか！？ 核の脅威が取り除かれる？？ あの北朝鮮が、今まで何度も約束を破り、恫喝し続けている あの北朝鮮が、そんな約束に対して誠意を持って守るとは思えないし（今回の合意後の北朝鮮内の報道では、核施設の「臨時」停止で重油が１００万トン得られた、としています！）、今回 合意したって、一説には２００基のミサイルが我が国に向けられていると言われているのに、これらミサイルは我が国に向けられたままのはず！
それに、協議の前には あれだけ、「拉致問題の解決なくして、北朝鮮への支援なし」と言っていたのに、何故に急にトーンダウンしてしまったのか！？ 合意しても我が国が北朝鮮に支援出来ないのは北朝鮮以外の４カ国は理解してくれているとか安倍総理は言っているけど、あの中国や韓国が そんなこと理解してくれているはずもなく、我が国がエネルギー支援をしなければ必ず、北朝鮮だけでなく、中国や韓国も我が国批判を繰り返すはずです！ こんなこと、素人が考えたって分かります。
安倍総理を支持している僕としては、今回の安倍総理の対応は理解出来ません。 我が国に対する北朝鮮の脅威は全くと言っていい程に取り除かれていませんし、今回の合意では「拉致」の「ら」の字も見られません。 我が国は完全に無視され、馬鹿にされているとしか思えません。 こんな優し過ぎる、我が国の将来が心配です。
