コンプライアンス（法令遵守）という言葉が使われ出してから久しくなりますが、世の中では未だに意識的に、あるいは無意識の内に、コンプライアンス違反行為が行われている事例が見受けられますよね。
車両のリコール隠し、牛肉の産地偽造、有価証券の虚偽記載、保険金の不当不支払い、環境データー捏造、建物の不正改造、偽装請負、サービス残業、賞味期限切れ品の使用などは最近話題になった大きなコンプライアンス違反ですが、その他にも ちょっとしたことで、「このくらいなら いいだろう」とか「こんなの誰でもしていることだから」とか「今までも これで良かったから」とか、そんなことって いろいろあるのではないでしょうか？ 今の時代、いい加減なコンプライアンス意識で企業活動をしていると、内部告発によるものを含めて、企業のコンプライアンス違反が世間に公表されてしまい、それにより社会的にも信用を失ってしまう可能性もあり、企業存続にも関わる重大なことになってしまいますよね。
僕も企業の責任者の一人として、コンプライアンスに関しては厳しい目で見ていますが、それが時には部下達に嫌がられることもあるかもしれません。 でも、コンプライアンスに関しては毅然とした態度で臨まなければ、違反行為が更に違反行為へと結びついていってしまい、気が付いた時には取り返しのつかないことになってしまっていた、なんてことが有り得ますからね。
ちなみに最近よくニュースになる、お年寄りなど弱者を狙った詐欺行為等はコンプライアンス違反以前の問題であり、極悪犯罪そのものですから、「てめえら人間じゃねえ！」と桃太郎侍や遠山の金さんに、言ってもらいたいような行為ですよね。
