ホテルに戻る頃には、すでに辺りは暗くなっていた。


今から外のレストランに出かけるのも…?


選択肢はルームサービスに絞られた。


タイ料理は、揚げ物や味の濃いものが多く、この二日間タイ料理を中心に食べている私は、胃がもたれ気味だった。


『よし、軽めにいこう』


ルームサービスのメニューを開くと、軽食から、メインディッシュまで様々だ。


私は、タイに来てからまだ食べていない、サラダとスープを注文する事にした。
メインや炭水化物を頼まなければ、胃も軽くなるだろう…


ホテルガイドから、ルームサービスは5番だと確認。


いざっ!!


……。


これって英語だよね…?


しかも、電話って…、得意のボディランゲージも使えない(>_<)


が、悩んでいても食事にはありつけない。


腹を決めた私は、『5』を押した。

トゥー、トゥー。

2コールくらいで電話口に人が出た。


『ペラペラペラ…(英語)…?』


…。思ったとおり、全く聞き取れない。

が、5番にかけている以上、ルームサービス専用ダイヤルなはずだ。


勇気を出して、

『ルームサービス、プリーズ』

とゆってみると、

『イェース』。


おっ!

何とかいけそうな気分だ。

『スモークサーモン&シュリンプサラダ、アンド、トムヤムクン…以上で』

あっ、つい、以上で。と日本語が出たが、英語では何て言うんだろう…

と考えていたら、

『フィニッシュ?』と。

それだ!

『フィニッシュ』。


つづく


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物語の始まりはバンコク1からぜひどうぞ。