ギターの弦には色んな種類があるが、エリクサーというメーカーが、弦をプラスティックの膜でコーティングした弦を売り出した。ギターの弦はすぐに錆びてしまうので、エリクサーは画期的な商品だったが、音響的に色々と賛否が分かれるようだ。
やっぱり、自分でさえも感じるが、ざっくり感が無くなるし、ロック系の音は出にくいと思う。弦振動が表面のポリマーで減衰されるから、音は良く言えばスムース、悪く言えばざっくり感がない感じ。
また、自分は感じてないが、ピッチが甘くなるという意見もある。
あと、普通の弦よりかなり高額である。ただ、交換までの頻度が3倍以上伸びるから、妥当といえば妥当な感じはする。
マグネティックピックアップを使う以上、磁化特性が良い材料でないと、エレキギターの弦には使えないという制約があるから、難しい。最近コバルトの含有量が多い弦も出てきたが、まだ試していない。
まあ、そういう物凄いアナログでアバウトな所が、エレキギターの魅力ではあるんだよね。
エリクサーは、現在3種類販売されている。OptiWeb, NanoWeb,PolyWebである。
それぞれコーティングの厚さが違うから音が違う。
このメーカーサイトで、音の違いを聞ける。



