エンタメ系で逝こう! -5ページ目

きみの分解パラドックス

■C-

 

 主人公の少年はバラバラにされたものを組み直そうとする性質をもち、この小説内でもある程度事件が終わって手遅れの状態で介入することになる。それが面白い趣向かというとそんなことはなくて、今ひとつ乗り切れなかった。

 

 B01JR7YGSI

魚舟・獣舟

■B

 

魚舟・獣舟:+1
くさびらの道:0
饗応:0
真朱の街:+1
ブルーグラス:0
小鳥の墓:0

 

B00ATZXJZ4

ジェリーフィッシュは凍らない

■B-

 

 雪で閉ざされた山中で飛行船の乗務員が全員他殺で発見された事件を書くミステリ。

 内部の事件が起こるまでと、外部の捜査パートとを並行して書き、インタールードで犯人の視点を見せます。

 犯人の行動と動機がわかっていて、なおかつ犯人が誰かを最後まで秘密にするという、なかなかのミステリの達成を遂げていました。

 

B07R53N9JH

七日目は夏への扉

■C-

 

 全然良くなかったです。

 

B01KEZUKBO

オニキス

■C

 

オニキス:0
神の創造:+1:部屋の環境で架空の世界を創出する妖精発生装置のガジェットが悪くなかった
猿が出る:-1
三千世界:-1
満  月:-1

 

B00JRYHL5C

嶽神 上・下

■B-

 

 武田家は滅亡した。塩と味噌の義理から武田勝頼の三男を助けることになった"ひとり渡り"の多汁は、真田忍群・伊賀忍群らを相手取り、逃避行を続けていく――

 

 山の者を主人公にし、忍者を相手取ってチャンバラする時代小説。

 人称や視点が自由で、割と大雑把な文章が多く、内容と合わさってざっくばらんに読める。

 陰鬱な面がありながらも、ドキドキし爽快な読後感で面白かったかと。

 

B018TRC6ES

月と太陽

■B-

 

ホリデイズ:-1
真夜中の通過:+1
未来からの声:0
絆:0
瞬きよりも速く:0

 

 月と太陽 (講談社文庫)

  B07TV3KHX8

星を墜とすボクに降る、ましろの雨

■C+

 

 SF小説の出来としてはかなり残念だけど、架空の大地で星を撃つスナイパーというイメージだけは強かった。

 

星を墜とすボクに降る、ましろの雨 (ハヤカワ文庫JA)

 B0798PK39W 

シルトの梯子

■B+

 

 創成宇宙物のハードSF。

 難易度は高いけれども、一度飲み込めば筋が明快なのでするする楽しめる。

 オチのシンプルさは美しい。

 

 シルトの梯子 (ハヤカワ文庫SF) 

  B078JTWDC5

異修羅1

■A

 

 真の魔王が斃れた世界大戦後、ただ一人の勇者を決めるための武道会に比類なき異能力者達が推挙されていく――。

 とんでもないトーナメントを編むためにとんでもない異能力者たちが立っては消えていくのが、非常に面白い。

 

 

異修羅I 新魔王戦争 (DENGEKI)
珪素, クレタ
KADOKAWA (2019-09-17)